4月のケラマ2006/04/24 21:29

ミナミトゲアシガニ
毎年の事ながら年度初めは忙しくて潜りに行けなかったのですが,仕事の方を何とかけりをつけて4月の沖縄に初めて出かけました。
さすがにダイバーを含め観光客は少なかったです。そのかわりに修学旅行生がやたらと多く,空港は中・高生の熱気でむせかえるようでした。
道すがら,デイゴがそろそろ花をつけ始めていたり,港近くではハーリーの練習が行われていたりと,徐々に夏に向かいつつある沖縄の風景が見られました。

ところで,沖縄名物と言えば,ゴーヤー,沖縄そば,泡盛,チャンプルー,ラフテー,海ぶどう,ちんすこう,琉球ガラス,紅型,ミンサーなどなどたっくさんありますが,沖縄のおみやげに小さなシーサーの置物を買って帰る人も多いと思います。最近は沖縄に行く度に目新しいシーサーや変わり種シーサーがおみやげ屋さんに並んでいて,見ているだけでも楽しめます。

そこで写真のミナミトゲアシガニ。サンゴのすきまに体を潜めてこちらの様子をうかがっているところを撮ったものですが,何となく,シーサーの顔に似ているなあと思うのは私だけでしょうか。いつか,「阿吽(あうん)」のツーショットで撮ってみたいものです。

5月の5連休は,奄美大島へ行ってきます。

**************************************
どこんじょうせんすいくらぶ
http://www.ne.jp/asahi/guts/diving/

3/11 ケラマで今季開幕潜 ログ Vol.22006/03/15 20:09

ガイドの駒井さんが石をめくりまくって、
キンチャクガニを探し出してくれました。
でも、突然むき出しにされた恐怖におののいて
逃げ回るのに精一杯で、
イソギンチャクを振り振りしてはくれませんでした。

まるでパパラッチよろしく
ついついしつこく追い回して撮影してしまいますが、
キンチャクガニにとってみれば、
体が隠れていないということは、
生命の危険に直にさらされてるわけで、
実際撮影中にベラなんかが
ねらい澄まして食べちゃうこともあるとか。
こんな小さな生き物をさらしものにしてることに、
水中撮影のジレンマを感じてしまいます。
逃げまどうキンチャクガニを見てると、
とてつもなくひどいことをしてるような罪悪感にさいなまれて、
「もうキンチャクガニの撮影は・・・いいです・・・。」
って気持ちになってしまいます。

ところで、キンチャクガニたちは重要アイテムの
イソギンチャクをどうやって手に入れるんでしょう。
カニ同士で取り合いをするとか、
1個しかないときはちぎってふたつにするとか
聞いたことがあります。
でも、私たちが期待するストーリーとしては、
「一子相伝スタイル」であって欲しい。
「我が一族に代々伝わるこのイソギンチャクをお前に託す・・・。」
と言って息をひきとる親ガニと涙ながらに受け取る子ガニ。
親子ガニの感動のストーリーに思いを馳せてしまいます。

そう言えば、近くにキンチャクガニの死骸がありました。
そのハサミにはすでにイソギンチャクはなく、
もしかしたら、一子相伝説もありかも・・・?

***************************************
どこんじょうせんすいくらぶ
http://www.ne.jp/asahi/guts/diving/

3/11 ケラマで今季開幕潜 ログ Vol.12006/03/13 23:45

アオウミガメ
福岡は三寒四温の時季を迎え、
ゆ〜っくりじわじわと春に近づいています。
どこんじょうせんすいくらぶは、
一足早く春を先取りしようと沖縄へ飛びました。

例によってSeaFoxの店長駒井さんにガイドをお願いしました。
沖縄といえどもまだシーズン前と言うことで、
お客さんは割と少なめで、
ゆっくりくつろぎ気分で潜ることができました。

沖縄もまだ天気が安定していないようで、
寒い日と暖かい日が交互にやってきてるようですが、
まあまあの天気に恵まれて凍えることはありませんでした。
気温・水温ともに22〜3度ぐらい。
波も穏やか潮も若潮で落ち着いた海の状態でした。

1本目は渡嘉敷島の西側のアリガー南。
エントリー直後からサザナミフグが
ダイバーの周りをうろうろしています。
ガイドが退治するオニヒトデの肉にあやかろう
というのが目当てのようです。

サンゴの上でお休み中のアオウミガメは
まだ若い個体で甲羅がきれい。
キズも藻もついておらず、模様がくっきり鮮やかでした。

つづく・・・

***************************************
どこんじょうせんすいくらぶ
http://www.ne.jp/asahi/guts/diving/