坊津でダイビング 2013.03.15-172013/03/20 23:13

2013年最初のダイビングは坊津です。
どこせん旦那は,ニコンD70sからついにD7000へアップグレードしました!
ストロボを光接続にしてS-TTLオートが使えるようになって,
ちょっと楽になったのですが,発光量が若干強めで,
露出オーバー気味な写真が多くなりました。
これからじっくり調整していきます。
レンズは変わらず,1世代前の105mmマクロを使ってますが,
カメラが変わると幾分写りがよくなったような気がして,
うれしくなってます。所詮自己満足のレベルですけど。

てな具合に新機種導入に浮かれていたもんで,
あろうことか,奥様のD90を水没させてしまいました。
ポートのねじ込みがゆるく,そこから浸水。
ー30mで気づいたときにはすでに手遅れ。
ざぶざぶに海水に漬かったカメラとレンズは,
あえなく再起不能となりました。

カメラ・ハウジングのセッティングには,
少しは自信をもっていたつもりなので,相当ショックでした。
初心忘るべからず。一から出直しです。

かくかくしかじか,間もなくニコンD7000の2台体制となる予定です。


サクラテンジクダイ
割れ岩側の岩の隙間にもところどころで発見できます。
季節的にもタイムリーです。


ヘビギンポyg.
岩陰の暗がりにいましたが,
ストロボを当てると案外綺麗な背景になりました。


ヒトスジギンポ
ストロボに反応してくるくる回ってました。


ピグミーシーホース
3匹いるうちの1匹が珍しくナイスなポジションにいました。
ポリプが開いていたら言うことなしでした。


スジハナダイyg.ad.
ほどよい成長具合の個体でした。
割れ岩−25mの岩陰に単独でいました。
ひれの周りの紫色の縁取りがきれいです。


アシビロサンゴヤドリガニ
自発的に巣穴を出ている個体は初めて見ました。


シンイボテガニ
割れ岩−30mのウスアカイソギンチャクについていました。
水深20〜45mの割と深いところに生息しているそうです。


スミツキベラyg.
カメラを向けると,狙われているのがわかるようで,
すぐに逃げ去っていきます。


ウミヒドラの仲間
クローズアップレンズ2枚重ねで撮りました。



辰の口でダイビング201303302013/03/31 11:13

今年初めての辰ノ口でのダイビングです。
今回は,辰ノ口で長年潜り続けている,
海もぐらさんとご一緒させていただきました。
潜り始めた瞬間からべったりと底にはりつき,
毎分1〜2mの超スローペースで移動しながら,
びっしりと生えたフクロノリやミルなどの緑藻をかきわけて,
ウミウシ探しに没頭しました。

ヒラミルミドリガイ
ミルを探せば,必ずと言っていいほど見つかります。
体全体にミルの葉緑体がつまっているらしく,
完全に同化しています。

ヒラミルミドリガイの正面顔
ゆるキャラ系です。


アズキウミウシ
フクロノリについていました。
まわりで踊っているのはワレカラの子どもたちです。


セトミドリウミウシ
アズキウミウシに似ますが,
うなじのところに白い斑紋があるのが特徴です。
となりでワレカラが踊ってます。


ワレカラ(育児嚢で抱卵中?)
ファインダーをのぞけば至る所でワレカラ祭り状態だったのですが,
偶然,お腹がパンパンに膨らんで出産間近のお母さんワレカラを発見しました。
2011年のアニラオで体中にチビッコワレカラをまとった個体を見ました。
(注意:気分を害する恐れがありますので,心してクリック↑しましょう。)

ワレカラって,生き物好きのダイバーにさえ,
あまり関心をもたれない地味な存在かも知れませんが,
このような生態シーンにでくわすと,けっこう興味や愛着が湧くものです。


クロイバラウミウシ
体長5mmくらい。
移動中でした。

別カット


オショロミノウミウシの1種?
海もぐらさんに教えていただきました。
正体不明のウミウシです。


ユビワミノウミウシ
こちらも海もぐらさんに教えていただきました。


ナガレモエビ
奥様がミルについているエビを発見。
体長10mmそこそこの小さなエビです。


マツモウミウシのペア
体長2〜3mmくらい。

こんな感じで同居していました。


カラスキセワタ
砂地に大発生していました。
個体によって模様がそれぞれ違います。




海もぐらさん,ありがとうございました。