柏島でダイビング_20120726-0803 その3 ― 2012/08/06 23:00
卵&卵を守る魚たち
イナズマヒカリイシモチ(口内保育中)
7月26日に撮影しました。卵は産みたてのようです。
まだ白く目玉も見えません。
柏島滞在中にハッチアウトしてくれるでしょうか。
7月28日撮影。
肉眼ではあまりわかりませんでしたが,うっすらと目玉が見え始めました。
7月29日撮影。
目玉がはっきりしてきました。
7月31日撮影。
かなりあごがはってきました。
オルトマンワラエビが励ましてます。
「がんばれよ。肩凝ってないか?もんじゃろか?」
8月2日撮影。
あごがパンパンです。ハッチアウトも近い。
またまたオルトマンワラエビが励ましてます。
「もうちょいじゃー。がんばれー。」
8月3日撮影。
ついにハッチアウトしたようです。
口元がほっそりしてすっかり普通の状態にもどりました。
9日間ほどの口内保育期間だったようです。
ちなみに8月2日が満月で,3日が大潮でした。
やはり潮回りも関係しているのでしょうか。
キンセンイシモチ
こちらも口内保育中。
口をとじたところ。
下膨れの顔がかわいい。
マジマクロイシモチ
こちらも口内保育中。
わずかに開いた口の中に卵が見えます。
ガンガゼの中に潜んでいる上に,真っ黒な体なので撮影はとても難しい。
スジグロガラスハゼの産卵シーン
オドリカラマツの枝先に,
体を小刻みに震わせながら寄り添う2匹のガラスハゼがいました。
まさに産卵を行っている最中でした。
下側の尾びれが黒くなっている個体がオスで,上側の黄色っぽい個体がメスです。
どうやらポリプが取り除かれた産卵床にオスが精子を塗りつけ,
そこにメスが卵を産みつけていくようです。
メスの腹部から次々と卵が出てきています。
決定的瞬間をとらえることができました。
カモハラギンポの保育シーン
貝の中のオレンジ色に染まった卵にはふたつの目玉がはっきり見えます。
カモハラギンポの親は身の危険を感じると,あっさりと卵を置いて逃げていってしまうことが多いそうで,このように一緒に撮影できるのは珍しいそうです。
貝の卵?
この間長崎でも見たのですが,貝の卵だったんですね。
きれいに整列しててなかなか絵になります。
これも貝の卵です。
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