似て非なるもの「チビとムラモミジ」


これまでこちらのブログにも何度か登場していた「チビハナダイ」が、
知らないうちに「ムラモミジハナダイ」という名前になっていました。
2種類のとてもよく似た魚が混同されていたというよくある話です。
名前が変わっていたのは、もう5年以上も昔の話です。

2019年11月5日発行の魚類学雑誌より

どこせんブログには過去に5回登場していましたが、
最終登場の約3ヶ月後に雑誌に論文が発表されてたようで、
その後「チビハナダイ」をネット検索することもなく過ごしていたため、
今の今まで知らずに放置してました。

奥様はチビハナダイがお好き?@坊津

旦那はチビハナダイが苦手@坊津

背後に忍び寄る者@坊津

チビハナダイは穴の中がお好き@坊津

台風には挑まないPART3@坊津

「ムラモミジ」は漢字で書くと「斑紅葉」。
和名の由来は、
「赤色の体に茶褐色の模様が散在する本種の体色から、紅葉にすっかり色づいた葉と
色づき始めた葉が入り混じっている様子を意味する斑紅葉に因む」
と論文中に説明してあります。

最近の魚の和名は、その魚の特徴を表しつつ、
日本文化を取り入れるように工夫されているものが多く見受けられ、
それって望ましいなあと思っています。