春の青海島@紫津浦(山口/青海島)
=======================================
画像をクリックすると同ウインドウで拡大表示されます。
ブラウザの戻るボタンで戻ってください。
=======================================
春の青海島は4年ぶりです。
連休ということもあって,多くのダイバーが青海島を訪れていましたが,
あいにく風速10mを超えるような北寄りの風の影響で船越側は荒れ模様。
全ダイバーが紫津浦へと集結し,狭いエントリー地点にはダイバーがあふれかえっていました。
昨今青海島では,ウミウシから浮遊系へとトレンドが完全に移行し,
「青海島=浮遊系の聖地」と言われるほどの盛り上がりようです。
特にこの時季のお目当てはキアンコウの仔魚だそうで,
ダイバーさんの会話の端々にキアンコウ情報が飛び交っていました。
今年はまだそれほど発見事例が少ないようです。
私たちはというと,いつもながらのスタイルで海底を這いつくばってきました。
カイウミヒドラ&シワホラダマシ
4年前にも青海島(おそらく紫津浦)で見つけていました。
→過去ログ
どちらもそこらじゅうにいるというわけでもないと思うのですが,
こうやって互いに引き寄せられて共生する姿に,
自然の神秘を感じずにはいられません。
トラエビ
クルマエビの仲間だそうです。
名前の由来はトラ柄ということでしょうか?
うーむ,それほどでも・・・
ちびコウイカ
ストロボに反応してフレームからあっという間に飛び出していきます。
あんまり追いかけ回すと体色を白っぽく変えて怒りを露わにしてきます。
仕舞いには墨をチュッと吹き出してピューーっと逃げていきました。
ナベカ
相変わらずおとぼけな表情をしています。
こちらのことを警戒はしているのでしょうが,緊張感が全く伝わってきませんね。
チャガラ
繁殖の役目をすでに終えたのでしょう。
単独でゆーーっくりと泳いでいました。
寿命は1年。短い魚生を間もなく終えようとしています。
アサヒアナハゼ
キリッとした男前な表情で泳いでいました。
いつ見てもヒレ全開で臨戦モード。
貪欲さのあらわれでしょうか?
「ハゼ」といってもカジカの仲間ですから紛らわしい。
ミジンベニハゼ&クロイシモチyg
ミジンベニハゼが潜む空き缶の前でクロイシモチの若者がうろうろしています。
敵対心はないと思うのですが,微妙な間柄。
ミジンベニハゼ
イエローミジンとオレンジミジンのペア。
どなたかがしつらえた牡蠣殻のポツンと一軒家に棲みついていました。
卵はまだ産みつけていないようです。
ビイドロカクレエビ
突然目の前に現れるビイドロの若い集団。
散り散りにはなりましたが、それほど遠くには逃げていかず,
しばらく撮影に付き合ってくれました。
ゆらゆらくねくねふわふわと,いつもながら気ままなやつです。
最後に,コウイカのオスが,別のオスにメスを横取りされまいと威嚇しているシーンです。
コウイカの威嚇シーン
2022年初潜り@坊津
春です。
気持ちの良い季節。
海が呼んでいます。
今年のダイビングも鹿児島・坊津からスタートです。
天気はそう悪くはなかったのですが,
海が落ち着いてくれず(この時期にありがち),
とりあえずBポイント前ビーチで2本潜りました。
カグヤヒメウミウシ
坊津でこんなに続けざまにウミウシ撮ったのは初めてかも。
2日目の午後になって海が割と落ち着いてくれました。
しかし,網代の瀬に釣り人が激増しているため,
ボートをつけられないかもしれないという困った事態。
ここ数年顕著になってきた由々しき問題です。
ちょっと遅めに行ってみると,
タイミングよく釣り人が帰りだしたころで,
特にもめることなく潜れました。
クロヘリイトヒキベラyg
イトヒキベラの幼魚の見分けは特に難しい。
ビーチもいいがやっぱり網代が面白い。
2021ラストダイブ4/4@柏島
柏島最終日です。
これまでとは打って変わって穏やかな海となりました。
この日は小勤->後浜->民家下と柏島の周囲ポイントを縦横無尽に潜りました。
スナイソギンチャク&マルガザミ
マルガザミが自分からイソギンチャクの下に潜り込んでいったのですが,
イソギンチャクに上から押さえつけられているようにも見えます。
「どぼちてどぼちて」と大粒の涙を流してますね。・・・わかる人にはわかる。
カクレモエビ属の一種ペア
カイメンに見事に溶け込んでいます。
カエルアンコウモドキyg
じゅんくんが見つけてくれたのですが,
この後すぐに岩下に逃げ込んでしまいました。
奥様曰く「鬼舞辻無惨の最期の姿みたい」
コノハガニ
こちらはじゅんくんが満面の笑みで見せてくれました。
4日間11本のダイビングが無地終了しました。
はじめの2日間くらいは高知観光へとプラン変更もやむなしと覚悟していたのですが,
4日間とも潜ることができて本当によかったです。
目黒さんご夫妻をはじめじゅんくん,ゆうくん若いスタッフおふたりのおかげです。
ありがとうございました。
2021ラストダイブ3/4@柏島
3日目にしてついに後浜のポイントへ行くことができました。
それでもまだ波は高めで,エクジット時にはラダーを必死で掴んでないと振り落とされます。
クマドリカエルアンコウyg
入れ替わり立ち替わりダイバーたちの撮影モデルになってました。
ウミシダウバウオ
カメラを向けるとこっち向いてくれたお利口さん。
さあ明日が最終日です。
2021ラストダイブ2/4@柏島
柏島2日目になっても風止まず,波おさまらずでしたが,
ローリング地獄はもう勘弁と泣きを入れたところ,
ボート出航OKサイン出ました。
ただしポイントは,目黒さんも20年ぶりに潜るという「前浜」。
「前浜」あっての「後浜」のはずが,完全に存在を忘れ去っていました。
さて,どんな海なのでしょう。
さすがに潜る人がほとんどいないだけあって,
後浜などに比べれば生き物は少ないですが,
それでも探せば,そこそこ登場します。
2本目は竜が浜の沈船ポイント
明日は少し波がおさまりそうです。
2021ラストダイブ1/4@柏島
==============================================
画像をクリックすると同ウインドウ(タブ)内で拡大表示されます。
戻るボタンで戻ってください。
==============================================
新年明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
2020年に引き続き2021年も思うように潜りに行けず,
悶々とした1年を過ごしました。
ラストダイブくらいは少し遠出を試みようと,
久しぶりに柏島へと向かいました。
お世話になったのはいつもながらのSEAZOOさん。
と言っても3年4ヶ月ぶりの訪問です。
ダイビング初日はこの冬一番の寒波到来で,
南国高知でまさかの積雪に遭遇。
さすがに柏島に積雪はありませんでしたが,
風速10m近い北寄りの風の影響による高波でボートは出せず,
しかたなくビーチダイブとなりました。
時折押し寄せるけっこうな荒波にゴロゴロと転がされ,
さながら苦行のようなローリングエントリー&エクジット。
若いスタッフがいてくれなかったらきっとくじけていたはず。
ゆうくん,じゅんくん,ありがとう。
しかし,海の中は思いの外透明度もよく,
気温5度の北風びゅうびゅうの陸上にいるよりも,
水温18度の水中の方がすこぶる快適。
生き物も意外と多くて,とても気持ちの良いダイビングができました。
一発目の被写体がシムランス。
久々にやってきたどこせんの腕が鈍っていないか試されている気分です。
ウデフリツノザヤウミウシ
2022年の年賀状を飾りました。
干支のタイガーカラーにちなんで。
最悪高知観光に切り替えることも覚悟していましたが,
なんとか潜ることができた上に,
最後にいいもの見せてもらいました。
2021秋深し@坊津
==============================================
画像をクリックすると同ウインドウ(タブ)内で拡大表示されます。
戻るボタンで戻ってください。
==============================================
振り返れば,夏以来潜れていない。
一度潜ろうとはしたけれど,
砂嵐の中を波にもまれて即撤退した。
器材の砂抜きが大変だった。骨折り損のくたびれ儲け。
思い立ったら海の中という生活をずーっと夢みている。
なんとか休みをつくって坊津へと向かった。
坊津もっと近ければいいのに。
やはり住むしかないのか。
キンギョハナダイyg.
黄色のピグミーを探したがいなくって,
そのかわりにと言ったら失礼だけど撮りました。
ベニヒレイトヒキベラ
やや若い個体だけど,これまではほんとの幼魚しか見たことなかったから,
やっとこのサイズを見つけられて嬉しい。
イボイソバナガニ
小さくて可愛いサイズ。
懸命にしがみついてるって感じ。
クジャクベラyg.
こちらはもう定番といった感じ。
たまにフラッシングする個体を見つけられるが,
アピールしている相手はただのイトヒキベラのメス。
同種同士の繁殖シーンを見られるのはいつだろう。
ハタタテハゼのペア
割と近いエリアで2ペアいました。
イトヒキベラのチビッコが割り込み中。
サクラテンジクダイ
岩陰にいつもひとり。
縄張り意識が強いのか,孤独を好むのか。
クロメガネスズメダイyg.
大きくなると撮影意欲は湧かないけど,小さいとやっぱり可愛い。
ハタタテハゼyg.
体長2cm弱。
浅場の岩場に隠れもせず,逃げもせず,
ヒレをピンピンさせながら漂っていました。
喰われなければいいけど。
シコクスズメダイyg.
尾びれがスラッとしてて美しい先割れ。
2021真夏の坊津
=======================================
画像をクリックすると同ウインドウで拡大表示されます。
戻るボタンで戻ってください。
=======================================
連日の猛暑。
昼間に外を出歩いていると,
冗談抜きに命の危険を感じます。
その昔,小笠原で味わった押しつぶされそうになる太陽の圧を
日常で感じてしまう怖さ。
つかの間の癒しを求めて坊津の海中世界へ
ラオメネス・コルヌトゥス?
体の大きさ(太さ)からして上の個体がオスで,下がメスでは?
ニシキフウライウオのペア
台風でいなくなってしまうであろう,よくあるパターン。
イナズマヒカリイシモチの若魚
いつもより深いところのテヅルモズルに2匹いました。
水温がかなり高めだったからかもしれません。
クジャクベラ
今年も例年と同じエリアで目撃。
ピントが甘い。
ベニヒレイトヒキベラの幼魚
どこに成魚が潜んでいるのでしょうか?
いつになったら見られるのやら。
ハリオイトヒキベラ(ピンテール)?の幼魚
奥様お手柄の今回の目玉。
ツキノワに似ているのですが,どうもハリオイトヒキベラのようです。
あとは浅場でまったりと。
ニラミギンポの幼魚その2
口をあけてよだれを垂らしています。
やっぱり海の中は最高。
よきかな坊津。
海の日は青海島2021
=======================================
画像をクリックすると同ウインドウで拡大表示されます。
戻るボタンで戻ってください。
=======================================
海の日に南へ下ってよい思いをした試しがなく,
ここのところ海の日は青海島と決めております。
今年の海の日は,オリンピック開催の影響で後ろ倒しとなりましたが,
それでもやっぱり青海島で正解だったと思います。
よき天気とよき海況そしてよきガイドに恵まれ,
気持ちの良いダイビングを行うことができました。
シュンカンハゼ
珍しく全身丸出し。そして小ぶりで良いサイズ感。
クロエリギンポ
オス同士が縄張り争いで激しくディスプレイしあうシーンが見たかったのですが,
なんだか互いのテリトリーがほどよく定まってしまったらしく,
のどかな雰囲気に包まれておりました。
コケギンポ
長年居続けている長老クラスの個体らしい。
カメラを近づけてもさすがに動じない。
ハナオトメウミウシ
10cmを超えるような巨大な個体があちこちに出没。
「ハナ」も「オトメ」も結びつかない。むしろ異星人的。
ヤギ越しにケヤリを撮ってみました。
夏の風物,ヤナギ越しに見上げた打ち上げ花火。
近いうちにまた潜りに行きたいものです。
理想の生活@坊津
ロングスリーブのTシャツ一枚で過ごせるような日がずっと続けば,いいのに。
汗ばむこともなく肌寒くもなく,心地よい陽が射して心地よい風が流れる。
その日の海のご機嫌をうかがいつつ,潜ったり潜らなかったり。
海に沈む夕日を眺めながらご飯を食べ,波音を聞きながら眠りにつく。
そんな毎日を過ごしたい。
2021・春・DIVE@坊津
2021年になって早々,我が街福岡にも緊急事態宣言が出され,
再び思うように身動き取れない日々が続きました。
ただでさえ「行く,逃げる,去る」がごとく,
駆け足で過ぎて行くこの季節ですが,
今年は殊更急ぎ足のような気がします。
振り返れば,なんだかんだと目まぐるしい1年でした。
「1年前に時を戻してもう一度やり直せたら・・・」
と唇を噛む人は少なくないのではと思います。
なんとかかんとか生活できて,
たまにダイビングもできてるならば,
幸いなうちなのかもしれません。
2021年のダイビングは坊津からスタートです。
フタイロハナゴイ(yg)
ベニハゼサイズのちびっこです。いささか甲高なのが幼さを際立たせます。
アカシマシラヒゲエビ
白い足が目立ちます。ダイビングを始めた頃によく撮影していたような気がします。
それほどレアではないのに,なかなか和名がつかないのはなぜでしょう?もうついたのかな?
キツネベラ(yg)
どこせんのアイドル的存在。
トレードマークの黒パンツが黒スカートのようになってます。
それはそれで可愛い。
ミギマキ(yg)
ミギマキとタカノハダイがいつもニアミスするんで,いつかツーショットで撮りたいと狙っています。
2020ラストダイブ3@坊津
坊津の定番
エビやカニたちです。
次に潜りに行けるのはいつになることやら。