ひっそりと輝く@辰ノ口

年度始めの忙しさを引きずって,
なかなか潜りにいくことができずにいて,
毎晩のようにダイビングの夢を見る始末です。

どうにもこうにも潜りにいきたくて,
朝から志賀島へと向かいましたが,
運悪く不安定な天候と強い北風の影響で,
エントリー側は大きな波が打ち寄せていました。

それでも諦めきれず,急遽予定変更して
そのまま長崎辰ノ口へと行ってきました。

 

クサハゼ

_DSR2227


NIKON D7000-105.0 mm f/2.8 /露光量1/125 秒 (f / 10) / ISO 100

数はたくさんいるけど,
モヤモヤしたところに棲んでいるので,
なかなか写真に撮りづらい。
こちらの動きひとつで
すぐに視界が悪くなってしまいます。

この個体は近づかせてはくれましたが,
ホバリングの高さがいまひとつ。
美しい尾びれまでおさめることは
できませんでした。

クサハゼyg

_DSR2233

NIKON D7000-105.0 mm f/2.8 /露光量1/125 秒 (f / 10) / ISO 100

まだほんのちびっこです。
クリクリ目玉でこちらを見据えて
いっちょまえに踏ん張っている姿が可愛らしい。

クサハゼは,もちろんよく知られた魚ですが,
学名は Vanderhorstia sp. とあるだけで,
未だに分類はヤツシハゼ属の1種どまりです。

和名の由来を調べてみましたが,
まだよくわかりません。
草沙魚とういことでしょうか?
でも草の範疇が広すぎて,
名前からは姿を連想するのが難しいです。
陸にあがるとクサいにおいがするから?
いやいやそれはやめてほしい。

薄暗くモヤモヤした地で
ひっそりと美しく輝く姿に,
もう少しいい名前はつかなかったのかなと
いまのところちょっと残念です。

この気持ちを覆すような
納得のいく名前の由来であることを願います。