ダイビングツアー2009 in CEBU その1 ― 2010/01/04 22:50
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて,2009年のダイビングは,フィリピン,セブでしめくくりました。
水中写真家平田Yoshiさんがオーナーをつとめる,
マクタン島の「Pcom Dream」にお世話になりました。
セブと言えば,ダイバーの間では名高いマクロ天国。
多種多様な生き物たちが次から次に現れてきて,
60分のダイビングタイムがあっという間に過ぎてしまいます。
5日間で計18本がっつり潜ってきました。
毎年訪れているらしき多くの常連さんたちのパワーに少々圧倒され,
ゆっくりのんびりじっくりと撮影を楽しむというわけにはいきませんでしたが,
それでもいくつか珍しいものが撮影できたので,
少しずつ紹介していきたいと思います。
上の写真は,最終日にマリゴンドンケーブで撮影したベニハゼ属の1種-13です。
ベニハゼ属にはまった2009年を締めくくるには最高の出会いになりました。
青白い顔と少し透き通った体がかなりひ弱な感じをかもしだしています。
太陽光線を浴びずに洞窟の暗闇の中でひっそりと生きる姿が思い伺えます。
更にこの洞窟ポイントには,幻の魚ヒカリキンメがいます。
その紹介はまた次回。
ダイビングツアー2009 in CEBU その2 ― 2010/01/05 22:34
私たちがPcomを訪れる1週間くらい前まで,
中村宏治さんが主宰する日本水中映像の撮影チームが,
マリゴンドンケーブの奥深くに棲むヒカリキンメダイを撮りにきていたそうです。
ヒカリキンメは光を極端に嫌い,洞窟の奥に生息しています。
ライトをあてるとすぐに逃げ込んでしまい,なかなか撮影できません。
撮影できたとしてもトレードマークである目の下の発光器の光が写りません。
撮影チームとyoshiさんたちは40日間かけて,
あの手この手を考えてヒカリキンメダイの撮影に挑戦したそうです。
期待の映像は現在編集中で,
今春NHKの「ダーウィンが来た」で放送されるそうです。
私たちもビデオとカメラで撮影にトライしました。
ビデオではライトなしのため蛍が飛び交うような映像になりました。
カメラでは運任せでシャッターを切り,
豆粒のような姿が一体だけかすかに写っていました。
日本水中映像がとらえた貴重な映像が今から楽しみです。
この写真は,同じくマリゴンドンケーブの中で撮影したサクラテンジクダイです。
体がすけすけスケルトンで,内蔵がもろに見えています。
骨も丸見えです。
本来なら影になるはずのライトの光が,
体を通り抜けて岩肌を照らしています。
とっても不思議な魚です。
ダイビングツアー2009 in CEBU その3 ― 2010/01/06 23:04
タイトルはCEBUですが,
正確に言うと空港のあるマクタン島にPcomはあり,
主にマクタン島の周辺のポイントでダイビングします。
正確に言うと空港のあるマクタン島にPcomはあり,
主にマクタン島の周辺のポイントでダイビングします。
午前中は少し遠出をして島の北東部の内湾になったポイントを潜り,
午後はサービスからほど近いポイントで潜ることが多かったです。
割と狭い範囲にいくつものポイントが開発されており,
ちょっと移動しただけで全く異なる海中環境が広がっていました。
従ってそこに棲む生き物たちもバラエティに富んでいて,
とても驚かされました。
午後はサービスからほど近いポイントで潜ることが多かったです。
割と狭い範囲にいくつものポイントが開発されており,
ちょっと移動しただけで全く異なる海中環境が広がっていました。
従ってそこに棲む生き物たちもバラエティに富んでいて,
とても驚かされました。
この写真は内湾ポイントの「リボンちゃん」というポイントで撮影した
ブルーバードリボンゴビーです。
タンザクハゼの仲間で,その名が表すとおり,
短冊のような薄っぺらい体をしています。
ペアでホバリングしていますが,特にオスが(?)警戒心が強く,
すぐに巣穴に潜り込んでしまって,
なかなかペアで居る姿を撮影できませんでした。
ここは潮の動きが少なくもともと透明度はあまりよくない上に
海底がシルト状なので,じたばたしているとすぐに泥が巻き上がって
さらに人為的に透明度が悪くなってしまいます。
運よくこの日は珍しく透明度が良かったので,
ビデオにはよく映っていました。
共生しているエビの姿は見られなかったので,
巣穴は自分で掘っているようなのですが,
ガイドの方に尋ねてみると,
おそらく尾びれの方から体を泥の中に潜り込ませるようにして
穴をつくっているのではないかとのこと。
でも,あわてて穴に逃げ込むときは頭からなんですよね。
ということは,穴の中は体を反転させるだけの空間があるはず。
どうやって形成しているのでしょう?
真相をご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。
ブルーバードリボンゴビーです。
タンザクハゼの仲間で,その名が表すとおり,
短冊のような薄っぺらい体をしています。
ペアでホバリングしていますが,特にオスが(?)警戒心が強く,
すぐに巣穴に潜り込んでしまって,
なかなかペアで居る姿を撮影できませんでした。
ここは潮の動きが少なくもともと透明度はあまりよくない上に
海底がシルト状なので,じたばたしているとすぐに泥が巻き上がって
さらに人為的に透明度が悪くなってしまいます。
運よくこの日は珍しく透明度が良かったので,
ビデオにはよく映っていました。
共生しているエビの姿は見られなかったので,
巣穴は自分で掘っているようなのですが,
ガイドの方に尋ねてみると,
おそらく尾びれの方から体を泥の中に潜り込ませるようにして
穴をつくっているのではないかとのこと。
でも,あわてて穴に逃げ込むときは頭からなんですよね。
ということは,穴の中は体を反転させるだけの空間があるはず。
どうやって形成しているのでしょう?
真相をご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。
次の写真は,同じくリボンちゃんで見つけた
ホタテツノハゼ属の1種-1,通称オニツノハゼです。
既にダイコンが警告を発していたので,
時間をかけて撮影することができず,
残念ながらヒレ全開をおさめることはできませんでした。
夏の奄美でホタテツノハゼ属の1種ー4,
鹿児島坊津で本家ホタテツノハゼと属の1種ー3
そして,今回予期せず属の1種ー1が見られて,
ホタテも充実した年でした。
既にダイコンが警告を発していたので,
時間をかけて撮影することができず,
残念ながらヒレ全開をおさめることはできませんでした。
夏の奄美でホタテツノハゼ属の1種ー4,
鹿児島坊津で本家ホタテツノハゼと属の1種ー3
そして,今回予期せず属の1種ー1が見られて,
ホタテも充実した年でした。
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