マブール&シパダンツアーレポート その52007/01/13 23:14

5.シパダン・ウォーター・ビレッジ(SWV)




シパダンウォータービレッジはマブール島の北側に位置し,
全室水上コテージとなっています。
レセプションを中心に東側のエリアがシパダンウィング,
西側のエリアがマブールウイングと呼ばれています。
部屋からの海の見晴らしはシパダンウイングの方がいいです。


リゾートの立地上,水平線に沈む夕日を見ることはできませんが,
水平線から昇る朝日はしっかり見ることができます。

レストランとギフトショップはレセプションの裏側に,
ダイブセンターはマブールウィングの中心部にあります。
レセプションから遠い部屋ほどグレードはあがりますが,
レストランやダイブセンターからは遠くなることになります。


私たちが泊まった部屋はシパダン102(S102)です。
ジュニアスイートといって,グレードはそれほど高くありませんが,
レストランやレセプション,ダイブセンターに近くて便利でした。
グレードは高くないと言っても,満足度十分です。
部屋は広く開放的です。シンプルですが,清潔感がありました。
エアコンはついていませんが,窓が多く,
部屋の一角を完全に開放できるので,風通し抜群です。
さらに天井に大きなファンがついているので,
暑くて寝苦しいなんて事はありませんでした。
昼に比べると夜はずっと涼しく,
思っていたより過ごしやすかったです。
さすが水上コテージ。水冷式天然床冷房&送風システム。

部屋にはドレッサー,ソファー,テーブル,クローゼットがあり,
バルコニーもとっても広々。
デッキチェアーと籐のロッキングチェアーが2つずつ。
洗面所とトイレとシャワーの空間も広々です。
バスタブはスイートルームにしかついていません。
シャワーは真水・温水ですが,貯水状態がよくないのか,
少し匂いが気になりました。温水も思うようには出ません。
水量は十分なので,これはよしとしなければいけません。
けれど,その水で洗濯をすると,
洗濯物が乾いたときに匂いが残り閉口します。

石けんもシャンプーもそろっていました。
こだわりがなければ持参する必要はありません。
歯磨きセットはありませんでした。
シーツやタオルは毎日取り替えてくれ,清潔です。
ただ,当然ながら湿気が多く,ソファーのクッションなどが
ジメジメします。昼間陽に当てて干しました。
陽射しが強いのでその時はカラッとなるのですが,
夜になるとまたすぐにジメっとなってしまいます。
ベッドはジメジメすることはありませんでした。
でも,朝起きると肌がべたついた感じになります。

部屋のその他の設備は,
冷蔵庫,ポット(湯沸かし用と保温用),ティーセット,
サンダル,傘,ドライヤー,蚊取りマット
テレビはありません。(リゾートに必要なしですね。)

電源は220V,50Hzでプラグ形状はイギリス式BFタイプ。
ドレッサーの引き出しに変換プラグが1個ありました。
変圧器はないので,必要ならば持参しなければいけません。
部屋にコンセントは5か所くらいあるので,
使用する電気器具(バッテリー充電器やパソコンのアダプターなど)
が海外対応仕様ならば,変換プラグを複数用意しておけばOKです。

レストランでの食事は3食ともビュッフェ形式です。
私たちが泊まったときは丁度クリスマスだったので,
けっこう豪華な料理でした。

普段も中華系マレー料理や洋食などバラエティにあふれ,
野菜たっぷりの料理が多いのでおいしくいただけました。
また,サラダやフルーツ,デザートもたっぷり用意してあり,
つい食べ過ぎてしまうこと必至です。

朝7:00,昼12:00,夜19:00ぐらいからオープンします。
オープン時には入り口のドラを鳴らしてお知らせします。
早朝ダイブがある日は6:30から食事ができます。


植木鉢にはお馴染みの魚たちの絵が描かれています。

水上コテージということで,虫はそれほど出ませんが,
夕方になると従業員が勝手に蚊取りマットをつけていました。
知らずに部屋に入って薬剤の匂いが充満してて驚きました。
現地の蚊取りマットは日本のものよりも強力なようです。
朝起きるとアリかダニに咬まれたような痕があり,
かなりかゆくなるので,ムヒやキンカンがあるとよいかも。

部屋に貴重品ロッカーはないので,
パスポートやバウチャー等の貴重品はレセプションで預けます。
リゾート到着時の説明の時に,
「毎日ルームメイドが入るので念のため貴重品は預けるように」
と言われました

レセプションにはRM10/15分で使用できるパソコンがあります。
が,私が見る限る誰も使っていませんでした。
リゾートに来てまでメールチェックする人もいないということか。
私はデジカメのデータを保存するためにノートPCを持参してました。
それで,最終日になって偶然わかったのですが,
レセプション付近ではワイヤレスネットワークにつなげるようです。
オープンサービスなのかどうかはわかりませんが,
私のノートPC(Mac)のワイヤレスネットワーク自動接続機能で
すんなりつながり,インターネット接続やメールチェックOKでした。

リゾートのキャパシティは90〜100名のようです。
私たちの滞在期間中(12/24〜28)は,6〜7割といった入り方でした。
それ以降,年末年始はほぼ100%埋まるようです。
通常は欧米人1/3,日本人1/3,中国系1/3といった割合ですが,
年末年始は8割以上日本人が占め,
海外リゾートというムードが消えてしまいます。


年末は24日にクリスマスパーティーが,
31日にニューイヤーパーティーが行われます。

私たちが到着した日は丁度クリスマス・イブ。
でも,私たちはそんなに社交的でもないし,
旅の疲れもあったので早々に寝床に就きました。
夜9時半からスタートしたパーティーは異常な盛り上がりようで,
夜中になってもその勢いは止まるところを知りませんでした。
悪いことに,パーティ会場は私たちの部屋の真向かいにあたり,
ボリュームフルの音楽がガンガンに飛び込んできて
とても眠れたものではありません。
日付が変わる頃,ついに我慢の限界に達したうちの奥さんは,
レセプションに怒鳴り込みに行ったのでした。
(もちろん,博多弁で)
それからほどなくしてパーティーは終了しました。

パーティー好きの方は問題ないでしょうが,
静かな夜を好む方は,パーティーが催される期間の滞在には,
パーティー会場から離れた部屋をリクエストした方がいいと思います。
聞くところによると,ニューイヤーパーティーは
輪をかけて盛り上がるらしい。
このパーティを目当てにしている日本人リピーターも多いとか。

ちなみに日本人スタッフや日本語が堪能なスタッフはいません。
必要なときは英語で伝えることになります。
日本人ゲストも多く,英語ができない日本人も多いことも
心得ているようで,片言の日本語を使ってくれたり,
英語もゆっくりと話してくれます。
私たちは,英会話は苦手ですが,単語会話で何とかなりました。
(クレームは断然日本語(博多弁)を使った方がいいことは,
これまでの海外旅行経験から学習しました。)