春の青海島@紫津浦(山口/青海島)

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春の青海島は4年ぶりです。

連休ということもあって,多くのダイバーが青海島を訪れていましたが,
あいにく風速10mを超えるような北寄りの風の影響で船越側は荒れ模様。
全ダイバーが紫津浦へと集結し,狭いエントリー地点にはダイバーがあふれかえっていました。
昨今青海島では,ウミウシから浮遊系へとトレンドが完全に移行し,
「青海島=浮遊系の聖地」と言われるほどの盛り上がりようです。
特にこの時季のお目当てはキアンコウの仔魚だそうで,
ダイバーさんの会話の端々にキアンコウ情報が飛び交っていました。
今年はまだそれほど発見事例が少ないようです。

私たちはというと,いつもながらのスタイルで海底を這いつくばってきました。

アカボシウミウシ

キンセンウミウシ

トウヨウキセワタの赤ちゃん?

クロコソデウミウシ

クロコソデウミウシ

シラユキウミウシ

シラユキウミウシ

ミツイラメリウミウシ

サクラミノウミウシ

ヤマトワグシウミウシ

カイウミヒドラ&シワホラダマシ

4年前にも青海島(おそらく紫津浦)で見つけていました。
→過去ログ
どちらもそこらじゅうにいるというわけでもないと思うのですが,
こうやって互いに引き寄せられて共生する姿に,
自然の神秘を感じずにはいられません。

トラエビ

クルマエビの仲間だそうです。
名前の由来はトラ柄ということでしょうか?
うーむ,それほどでも・・・


やがて砂の中に潜り始めました。

ちびコウイカ

ストロボに反応してフレームからあっという間に飛び出していきます。


あんまり追いかけ回すと体色を白っぽく変えて怒りを露わにしてきます。
仕舞いには墨をチュッと吹き出してピューーっと逃げていきました。

ヒトデの赤ちゃん

海に落ちてきた小さな星。

ナベカ

相変わらずおとぼけな表情をしています。
こちらのことを警戒はしているのでしょうが,緊張感が全く伝わってきませんね。

チャガラ

繁殖の役目をすでに終えたのでしょう。
単独でゆーーっくりと泳いでいました。
寿命は1年。短い魚生を間もなく終えようとしています。

アサヒアナハゼ

キリッとした男前な表情で泳いでいました。
いつ見てもヒレ全開で臨戦モード。
貪欲さのあらわれでしょうか?
「ハゼ」といってもカジカの仲間ですから紛らわしい。

ミジンベニハゼ&クロイシモチyg

ミジンベニハゼが潜む空き缶の前でクロイシモチの若者がうろうろしています。
敵対心はないと思うのですが,微妙な間柄。

ミジンベニハゼ

イエローミジンとオレンジミジンのペア。
どなたかがしつらえた牡蠣殻のポツンと一軒家に棲みついていました。
卵はまだ産みつけていないようです。

ビイドロカクレエビ

突然目の前に現れるビイドロの若い集団。
散り散りにはなりましたが、それほど遠くには逃げていかず,
しばらく撮影に付き合ってくれました。
ゆらゆらくねくねふわふわと,いつもながら気ままなやつです。


最後に,コウイカのオスが,別のオスにメスを横取りされまいと威嚇しているシーンです。
コウイカの威嚇シーン