柏島でダイビング_20120726−0803 その2 ― 2012/08/05 16:46
幼い魚たち
ボロカサゴの幼魚
目黒さんとっておきのネタです。
私たちが訪れるまで約2ヶ月間も所在確認し続けてくれたそうです。
ありがたいことです。
今のところ生活エリアはある程度限定されているものの,
擬態上手なその体,さらに手のひらサイズの小ささとあって,
毎回探し出すのが大変です。
20分以上もかかって,今日はダメかもとあきらめかけたころ ,
ようやく登場してくれました。
コウリンハナダイの幼魚
スミレナガハナダイのコロニーに同居しています。
かなーり臆病なので,あっという間に隠れてしまい,
それっきり出てきてくれません。
割と深いところなので,ここでは粘れません。
ハナゴンベの幼魚
口をへの字にむすんでとんがらせ,すねた表情をしています。
フタイロハナゴイの幼魚
ベニヒレイトヒキベラの幼魚
ブチブダイの幼魚
チョウチョウコショウダイの幼魚
なかなかカメラマンの狙い通りに動いてくれない意地悪な奴です。
アオサハギの幼魚
ネジレカラマツに身を寄せていました。
ハートの中に隠れている。ラブリー。
イナセギンポの幼魚
イシモチの子どもたちと一緒に泳いでました。
ヒレグロスズメダイの幼魚
メガネスズメダイの幼魚
ヒメスズメダイの幼魚
ナガサキスズメダイの幼魚
ヤイトヤッコの幼魚
少女漫画チックなつぶらな瞳。
シラコダイの幼魚
ヒメヒラタカエルアンコウの幼魚
胸びれの先が指先のようになってます。
エナガカエルアンコウの幼魚
ウルマカサゴの幼魚
ながーいツノのような皮弁が素敵。
ミヤケテグリの幼魚
柏島でダイビング_20120727-0803 その3
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柏島でダイビング_20120726-0803 その1 ― 2012/08/04 23:13
待ちに待った1年ぶりの柏島です。
今回もSEAZOOの目黒さんご夫妻にお世話になりました。
長かった梅雨が明け,夏本番,太平洋高気圧ががぜんやる気を出し,
最高の天気と穏やかな海況に恵まれました。
(残念ながら8月1日は台風接近により1日お休み)
連日潜りまくり,たくさんの生き物たちと出会うことができました。
泳ぎ回る魚たち
カシワハナダイ
ツキノワベラ
イトヒキベラ
ピンテールフェアリーラス
サンゴの隙間の魚たち
ダンゴオコゼ
不健康そうな顔。
ダルマハゼとチビガニのコラボ
ダルマハゼを追いかけるのに精一杯で,撮ってるときは気づきませんでした。
アワイロコバンハゼ
「日本のハゼ」のコバンハゼ属の一種-2です。
穴の中や岩陰に身を寄せる魚たち
ヒメウツボ
幸せ呼ぶ黄色いウツボです。
ハダカハオコゼ
ヒメウツボの近くにペアで居ました。
ネジリンボウ
錦江湾のサクランボウ以外の普通のネジリンボウを初めて見ました。
キツメメネジリンボウ
柏島でぜひ見たい共生ハゼです。
奥様のカメラシステムでは,ストロボのプレ発光に反応し,
一瞬ぺったり寝そべった姿になってしまいます。
かっこよくホバリングしてる写真を撮るつもりが,
腰砕けの情けない姿ばかりが蓄積されます。
焼けた子持ちししゃものよう。
この後ストロボをマニュアル発光にして撮ったのが,ひとつ上の写真。
ランドールタイルフィッシュ
どこせん奥様一押しの魚です。
美しい流線型のフォルムとブルー,グリーン,イエローの絶妙な配色に惹きつけられました。
フトスジイレズミハゼ
ギザギザの背ビレも写したかったのですが,警戒してこの穴から出てきてくれませんでした。
ベンケイハゼ
尾びれは傷つき,コペポーダもついてます。
ナガシメベニハゼ
眼がとても美しいベニハゼ。けっこう神経質なので,全身を写すのは大変でした。
ヒメニラミベニハゼ
ペアでいました。が,なかなか並んではくれない。
ホバリングしているところ。
ニセクロスジギンポ?
正面顔がおどけた感じ。
コジカイソハゼ?
最近和名がついたそうです。
コケギンポ
ザ・コケギンポの顔つきが一番かわいらしい。
マツバギンポ
皮弁がうねりに流されています。
撮影する方もうねりに翻弄されながらピント合わせに格闘しています。
ハダカコケギンポ
一歩間違えると気味悪い顔になってしまいそう。
チシオコケギンポ
熱き血潮を胸に遠くを見つめる。どんな野望を抱いているのか?
チシオコケギンポ
これぞ日の丸写真。
ホムラハゼ
今,柏島でリクエストNo.1のホムラハゼです。
このポイントのブイの争奪戦が毎日激しく繰り広げられます。
ペアリングをしていて,巣作りにいそしんでいるようです。
時々岩の奥の小さな穴からちょろっちょろっと思わせぶりに体をのぞかせます。
メスのお腹がちょっと膨らんでいて,産卵も間近のようです。
産卵するとあまり表に出てこなくなるそうなので,まさに今が最後の拝み時です。
(滞在期間中に産卵したようです。)
粘って粘ってなんとかほぼ全身を写真に収めることができました。
が,残念,トレードマークのびよーんと伸びた背びれの先が隠れてます。
あー,今度は尾びれが隠れてる。
一応ほぼ全身。でも向きがおかしいし,光が回ってない。
こーんなわずかな隙間(3mmくらい)をくぐって出たり入ったりします。
長崎_辰ノ口でダイビング2012/07/16 ― 2012/07/16 23:03
G.Wから2ヶ月以上も間があいてしまいました。
せっかくの海の日の休日でしたが,
日本列島に沿って停滞する梅雨前線の影響でこの日も大雨。
それに加えて時折雷鳴がとどろき渡る中,
久しぶりのダイビングを敢行してきました。
土砂降りの雨に急かされ,カミナリにおののきつつセッティング。
海は意外に穏やか。でもどん引きで,エントリーまでが長い。
1本目は西口からエントリーして,
お決まりのコクテンベンケイハゼエリアへ一直線。
コクテンベンケイハゼ
いつもの所に健在でした。
別の穴にもそれらしき影を見かけるものの,
写真にはとらえきれず。
タレクチウミタケハゼが今年も産卵してるかなーと,
帰りに寄って見ましたが,残念ながら所在確認できず。
住処となってたツボカイメンもなんだか元気なさげ。
コガネスズメダイyg
一の段の下で見つけました。
25mmくらいのチビッコです。
ヒマワリスズメダイとの見分けるポイントは腹ビレだそう。
腹ビレが黄色いのがコガネ,白いのがヒマワリ。
撮影しているとミノカサゴの若魚が近づいてきて,
このチビをロックオンしかけましたが,
なぜか途中であきらめて去っていきました。セーフ。チビ命拾い。
浅場に戻っていつものようにオニハゼと格闘しつつ窒素を抜いてエキジット。
2本目は北口からエントリーしてクロの巣方面へ。
オキナワベニハゼ
オキナワベニハゼがやたらと表に出てきてたので,
「オキベニかー」と思いつつもとりあえずちょろっと撮影。
そのうちのある個体が逃げ損じたのか貝殻の中に身を隠しました。
「こんなところに隠れたら袋の鼠ならぬ袋のベニハゼじゃ。」
と思いながらひとしきり撮影してその場を離れました。
家に帰ってパソコンで写真を見てみると,
貝殻の中に等間隔で並ぶ2つの黒点が多数あり。
「こっ,これは卵?しかも孵化間近!」
(ベニハゼの腹の下を凝視すべし)
ああ未熟者。このシチュエーションで卵の保育が思い浮かばぬとは。
卵の中の極小瞳にピントを合わせようと努力することすらできなかった自分に
がっかりだよ。
理由がわかれば,我が子を必死に守らんとするこの姿に納得。
オキナワベニハゼもこんなところに卵を産みつけるということが
わかっただけよしとしよう。
アカオビハナダイ
コロニーがちょっと西側に移動していました。
オスのアカオビ柄もまだ未熟?
通常と違うところの色が濃くなったりしています。
ガラスハゼ
どこせん奥様が珍しく絞って黒抜きで撮影。
黄色とオレンジのムチヤギとの絡みがきれい。
コシオリエビの仲間
エダイボヤギのピンクハウスがお気に入り?
クツワハゼ(ケンカ中?)
形相から必死さが伝わってきます。
2〜3分お互いにゆずらず競い合ってましたが,
手前の個体のこの迫力に押されてか,右奥の個体はすごすごと退散。
マダラギンポ
そろそろマダラギンポも恋の季節。
魅力的なオス(巣)を求めて婚活を兼ねたお散歩中。
ホタテウミヘビ
いつ見ても悪人顔。
近づいたら噛みつかれそうだが,
こちらがにじり寄るとそれにつれて頭をじわじわと沈めていく小心者。
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