辰ノ口でダイビング_201209232012/09/23 22:53

ついこの間まで暑い暑いと言ってましたが,気がつけばもう秋分がすぎました。
洋服の衣替えよりも先にウェットスーツの衣替えをすることになろうとは。
そんなこんなで3週間ぶりに辰ノ口へ潜りに行きました。

1本目は最近はまっている砂地へ。
中央口からエントリーすると。透明度がすこぶるよい。
湾内だけかと思いきや,沖までずっと見通しがよい。
そしていつもはモヤモヤな目的地も何とスッキリまるっとお見通し。
あまりにも見通しがよすぎて,いつもは存在確認くらいはできる泥ハゼたちの
引っ込みタイミングが速いこと速いこと。
巣穴のところにモワッと立ち上る煙幕だけがその存在の証として残されますが,
その正体はまるでわからず。
仕方がないので,定番ネタを押さえました。


ビイドロカクレエビ
フライングクロスチョーーップ!!
・・・の練習。


恐怖シリーズ(楳図かずお風に)
タイトル「ほの暗い穴の底から」


タイトル「絶対に振り向いてはいけません」
キャーーーー!!・・・なんちて。

スイートジェリーミドリガイ
久しぶりに見ました。体長5mmくらい。
すっごくちっちゃくてかわいかったです。
産着にくるまった赤ん坊のよう。


名前のないエビ
ユビノウトサカに宿るエビです。
海もぐらさんにこのエビのことを教えていただいていました。
教えてもらっていなければ多分存在に気づくことはなかったでしょう。
海もぐらさん情報ではユビノウトサカをめくって探すということでしたが,
ラッキーなことに表側に出てきていました。
この個体は体長7mmくらい。肉眼ではほとんど何がなんだかわかりません。
写真に撮ってみてもディテールがはっきりしません。

甲殻類の権威の奥野先生が「おそらく新種だろう」とのたまい,
標本を持って帰られたまま,かれこれ何年も経っているのだとか。
いつになったら名前をいただけるのでしょう?

胸に卵をいっぱい詰め込んでいます。
お腹側の黒いツブツブは何でしょうか?
食べたものが見えているのか?まさか子ども?・・・じゃないよね。


1本目を終え,昼食をとり,2本目は海もぐらさんに教えていただいた
ハネガヤにつくエビを探しに行こうと計画しましたが,
な・な・なんと,タンクがない!
パパラギさんに用意していただいていたタンクを,
他のショップが勝手にもっていってしまったらしい。

パパラギさんが「別のゲストのファンダイビングが終わったら,
すぐにチャージします。」と言ってくださったのですが,
帰宅時刻が大幅に遅れそうだったので,
泣く泣く2本目をあきらめて帰ることにしました。

せっかく長崎まで行ったのに!!
天気もよくて,海もきれいで,穏やかだったのに!!
あーーーくやしい!!


どこのショップだーーー!!
調子にのるなーーー!!
バカヤローーーー!!


すみません。つい取り乱してしまいましたので絆創膏で隠蔽します。

奥様はずーーーっと機嫌が悪く,所かまわず当たり散らしています。
ログすら更新したくないと言っていました。
マッサージに行って,やっとちょっと落ち着きました。

次に長崎に行くときは,本気で自己防衛策を考えねば。





台風でもへっちゃら 坊津(鹿児島)でダイビング_20120915-162012/09/17 10:47

毎度毎度連休をつぶしにかかる憎たらしい台風。
土・日だけなら何とか潜れそうと,坊津行きを強行してきました。

ところが,現地は海も陸も拍子抜けするほど静穏でした。

1本目は網代・華の根方面へ。

ヒレナガネジリンボウyg.ペア
チビッコだし,臆病だし,なかなか思うように撮らせてくれませんでした。


チビハナダイのチビ
岩場の方で奥様が見つけました。


イトヒキベラyg.
これも岩場の方で奥様が見つけて,ひとりでこっそり撮影。


フリソデエビのペア
オニヒトデを貪欲にむさぼってました。

引っ張りあいこ「オレのだ!」「いーやわたしのよ!」

いじわるしてオニヒトデの触手を引っ張ってみたら,
2匹で協力して引っ張り返してきました。
けっこう強い力でした。ずるずる引きずられても諦めません。

すぐ近くにいたチビッコ。
振り袖を平泳ぎのようにかいていきながら移動します。
知らなかった。

開放で撮影。


ヒメイソギンチャクエビ(普通に撮影)
同じ個体を露出を変えて撮影しました。
バリエーション豊かに撮影できるのが楽しい。


2本目は割れ岩の方に行きました。

BーPOINTのオーナーの米永さんが,
何だかしきりに私たちの期待感を盛り上げていましたが,
そのわけは・・・

アケボノハゼ
長年待望されたアイドルが,ついに網代に初登場です!

本当は,オーナーの奥さんの律子さんが,
私たちにサプライズで見せてくれようとしていたのに,
黙っていられない米永さんは,潜る前にバラしてしまいました。

私たちにしてみれば,坊津だからいてもおかしくないよねって感じですが,
ずーっと坊津で潜ってきた米永さんご夫妻や常連のお客さんたちにとっては,
「待ってました!!」といった感じで喜びもひとしおのようでした。

「ちゃんと撮ってね」という期待に応えて,
ちゃんとした写真をアップ。


アサドスズメダイyg.
ちゃんと撮りたかったけど,
カミナリが落ちそうと言うことで,タイムアップ。


2日目はさすがに台風の影響が強まってきたので,
無理をせず,車で移動して笠沙市の大当(おおとう)というポイントへ。


ミジンベニハゼ
お腹の卵のつぶつぶまではっきり見えます。

カメラ慣れしていて,とても寄らせてくれます。
でもこの距離だとやっぱり警戒中。


アカスジカクレエビ
3匹並んでチャーリーズエンジェルポーズ。


意地悪な台風に追い立てられたせいで,
じっくり腰を据えたダイビングはできませんでしたが,
今回も新しい発見や出会いがあり,とても楽しく潜れました。

B-POINTの米永さん,
ダイビングステーション海来館の稲垣さん,
お世話になりました。






志賀島(福岡)でダイビング_201209092012/09/09 22:07


およそ15ヶ月ぶりに志賀島へ潜りに行きました。
こんなにブランクが空いてしまうと,
もはやホームとは言えません。
しかも,迷ってしまいました。恥ずかしい。
完全に勘が鈍っています。
もうあっぷあっぷ状態で,ろくに写真も撮れませんでした。


タツノオトシゴ
志賀島の定番メンバーです。
奥様が2匹見つけました。

もう1匹


フジタウミウシ
35mmほどの個体です。
旦那は図鑑写真狙いです。


コノハミドリガイ
辰の口でも交接してましたが,ここでもカップルが出来てました。
奥様はあくまでも構図重視です。


コケギンポ
こちらも志賀島定番メンバー
カメラを近づけるとガアーーッと口を開けて威嚇してました。


マダラギンポ
まだ若い個体です。
志賀島では初めて見ました。
志賀島でも繁殖してるのでしょうか?