志賀島ウミウシ天国2008/05/18 21:16

ここのところ少し肌寒い日が続いていたが,この週末はいかにも初夏らしい陽気となった。
南の方では早くも台風4号がやってきているが,玄海は全く影響がなく,志賀島の海はまるで湖のように穏やかだった。
現在の志賀島の水温は18℃。ドライスーツかロクハンでないととても長時間はもたない。
海中は海藻類が生い茂り,典型的な春濁りと重なって視界はいまいちだったものの,小魚たちが元気よく泳いでおり,春らしい賑やかな景色だった。
この時期特にウミウシ探しがおもしろい。今回は12種類ほど見つかったが,ウミウシ探しに徹すればこの倍は見つかりそうな気がする。
その中でも写真のウミウシには目が釘付けになった。
40mmほどの大きさなので,さほどかわいらしさはないけれど,真っ赤な体色とミノウミウシのような突起,それとパウダーをふりかけたように白点が散らばっているさまは,何とも惹きつけられる。
家に帰って図鑑で調べてみると,どうもショウジョウウミウシ属の一種のMadrella ferruginosa(マドレラ・フェルギノーサ)らしい。
ショウジョウウミウシとの関連がいまいちはっきりしていない,未だ謎多きウミウシのようだ。
多分志賀島はウミウシに限って言えば全国的に見ても引けをとらないポイントだと思うのだが,地元民の欲目か?

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