梅雨明けしたとたん,日本列島は毎日うだるような猛暑が続いています。
九州を直撃した台風は,坊津網代の海中風景を一変させてしまいました。
大きな岩でさえ転がって位置を変え,舞い上がった砂泥はなかなか落ち着かず,
透明度が上がらない状態が何日も続いたそうです。
私たちが訪れたときもまだ十分に回復しておらず,
ポイント選択に悩みました。
結局,網代をあきらめ,前から気になっていた赤瀬という
末粕港前の浅場のポイントに初めて潜ってみました。
意外と魚影が濃く,イサキ,ヨスジフエダイ,カゴカキダイの群れや
コロダイ,ハタタテダイ,ツノダシといった名の通った魚たちの姿も多く見られました。
水深といい,海の穏やかさといい,魚の種類といい,
とても潜りやすく,そして十分に楽しめるポイントでした。
といいつつも今回の写真は,泳がないし動かないヒドロ虫の仲間たちです。
カメラの設定をあれこれといじりながら,構図や背景を考えながら,
撮影の練習をするにはうってつけの被写体です。