2004/10/16 鹿児島・錦江湾(復刻版)

天候:快晴/最高気温:26°/水温25°波高:0.5m/透明度:8m
ポイント:沖小島(西の根・立神)・宮下港・袴腰

記念すべき200本ダイブは鹿児島県錦江湾で迎えました。
天気は気持ちいい快晴。桜島がくっきりと見えます。

ガイドはもちろんダイビングサービス海案内の
出羽慎一さんにお願いしました。

今回はたまたまデジカメが1台故障中だったので、
一眼レフカメラをレンタルし、
初めて本格的なフィルムカメラの撮影に挑戦しました。

1本目のポイントは錦江湾に浮かぶ小さな無人島、
沖小島の西側のポイント「西の根」です。
ここはエントリーしてすぐのところに
ネジリンボウがわんさかいます。
冗談抜きで30cmおきにいたりします。
こんなに多いと引っ込んでも「はい次!はい次!」
って感じでありがたみがなくなってしまいそうです。
それに加えてとっても浅場なのでゆっくりじっくり撮影できます。
初めての一眼レフカメラでしたが、
それでもこれくらいの感じで写真が撮れました。

次はもう少し近づけるかも。 
他には、アカオビハナダイ、ゼブラガニ(yg)、
コクテンベンケイハゼ、ウミテング、イボイソバナガニ、
アオスジテンジクダイ、イサキなど。




次のポイントは沖小島の東側にある立神です。
ブリーフィングで出羽さんが
「このポイントは○○サンゴと○○サンゴと○○サンゴが群生してて・・・」
と説明しだして面食らいました(とても名前を覚えられなかった)。
サンゴの名前から入るブリーフィング。さすが違います。 
このポイントは本当にサンゴの種類が多く、
エビ・カニ・幼魚など小さな生き物がたくさんいて、
マクロ派にはたまりません。
写真はキンホシイソハゼです。



このサンゴにたくさん住んでて、
一見地味なんですがよく見るとけっこうきれいです。
 
オルトマンワラエビを見つけると、突然出羽さんが、
「オルトマンワラエビが泳ぐところを見たことがありますか?」
とスレートに書いて尋ねてきました。
もちろん見たことなんかありません。ブルブルと首を振ると、
出羽さんはおもむろにオルトマンワラエビをつまんで
水中にふわりと放りました。
すると、オルトマンワラエビはお腹のところにある
小さな腹肢を小刻みに動かして必死に泳ぎだしました。
体長のわりにあまりにも小さな腹肢なので泳ぐ速度はとても遅い。
それでもなんとか無事に住みかにたどり着きました。
長い足をのそのそと動かして歩く姿しか見たことなかったので
けっこう衝撃的でちょっと笑えました。

他にはアオサハギ(yg)、キンチャクダイ(yg)、
オシャレカクレエビ、アカホシカクレエビ、
イソギンチャクカクレエビ、マダラギンポなど。








次の日も天気は快晴。にもかかわらず、
海の方は強風の影響をもろに受けてしまい、
特に錦江湾の市街地側は大荒れでした。
この日は出羽さん超おすすめのポイント2本立ての
スペシャルコースの予定だったのですが、
とてもボートを出せる状態ではなく、
急遽桜島行きフェリー乗り場へ進路変更し、
桜島へ渡ってビーチダイブをすることになりました。
残念ですが、スペシャルコースは次回までお預けです。
1本目は宮下港。砂泥地の斜面がずーっと落ち込んでいて、
底は-100mくらいまで続いているそうです。
そこここに大きな岩がごろんごろんと転がっていて、
その陰にイシモチやハゼの仲間などが住んでいます。
写真はキリンミノのヤングです。さすが一眼だときれいです。

眼球に稲妻模様が浮かんでいるなんて知らなかった。 
また、-40m近くのところに未記載種のハゼが2種、
オニベニハゼとナガシメベニハゼハゼという名前がつく予定だそうです。
とてもシャイで、写真はまともに撮れませんでした。

2本目のポイントは、フェリーの港近くの袴腰(はかまごし)。
国内で初めて海洋公園に指定された場所だそうです。
大正3年の桜島の噴火で吹き飛んできたでっかい火山岩が、
ごろごろとあたり一帯に積み重なって転がっています。
道路からエントリー口まではその火山岩の上に作られた
木製の通路を延々と歩いていきます。
海の中は意外にもトサカ類などのソフトコーラルがびっしりとついていて、
さらにアカオビハナダイがわんさかと群れていて、
とてもカラフルな景色です。
アカオビハナダイの撮影にも挑戦しましたが、
きれいなオスの方はとてもシャイですぐに隠れてしまい、
これも満足行く写真は撮れませんでした。
写真はヤイトサラサエビが爪の根元をクリーニングしてくれているところです。

 
また、カンパチの群れが100匹くらいで猛烈なスピードで泳ぎ回っていて、
ビーチダイブでこんなのが見られるのかとかなり驚きました。 

浅場には、写真のホシハゼやサツキハゼなど
共生ハゼの仲間がたっぷりと住んでいました。 


初めての錦江湾ダイブでしたが、満足度はかなり高かったです。
まず、出羽さんの話やガイドがすごい。
学者さんレベルの生物の話題や常連さんとのカメラの話など
とてもついていけてませんでした。
「スナビクニン?なんじゃそりゃ?」って感じで。
(これは帰ってから調べました。志賀島にもいるかもしれないので探してみます。) 
それから、潜水時間が90分までOKというのがすごい。
もちろん計画的なダイビングができているからこその配慮だと思います。
カメラ派にとってはこの上ない幸せ。 
さらに生き物が豊富。鹿児島は坊津、奄美大島と潜ってきましたが、
鹿児島市街地にほど近いこのポイントで
こんなにバラエティに富んだ生き物が見られるというのは素晴らしい。 
透明度が若干よくないということを差し引いても余りある錦江湾ダイビングの魅力に
完全にはまってしまいました。