*和名あり,学名なし ― 2014/02/25 18:50
ソリハシコモンエビ
撮影者:どこせん奥様
撮影地:奄美大島(鹿児島)
撮影機材:ニコンD7000/105mm F2.8マクロ
撮影データ:ss 1/125秒,f 6.3,ISO 100
ソリハシコモンエビ属の他の種である,
ベンテンコモンエビ(Urocaridella sp)や
通称クリアクリーナーシュリンプ
(Urocaridella antonbrunii)よりも
赤白の斑点が少なく,
体の透明感が際立っています。
自分の胸脚や背景まで完全に透け透けです。
ソリハシコモンエビは,
1969年に一度学名が提唱されましたが,
その後再び未記載種扱い(Urocaridella sp)
になりました。
他の種との形態の差異が,
色彩パターン以外に認められず,
区別する唯一の手がかりであるその色彩パターンも
標本にすると保存液中で白濁化してしまうことから
学術的な分類が思うように進まないそうです。
そういうことから,
この仲間は和名はあるけど学名がなかったり,
学名はあるけど和名がなかったりという
ややこしいことになっているそうです。
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