坊津(鹿児島)でダイビング_20121006-072012/10/08 10:29

10月の3連休は坊津へ行ってきました。
先月の3連休はいまいましい台風のせいで,
落ち着いて潜ることができませんでしたが,
今回は天気も海もおだやかで,気持ちよく潜ることができました。
更にすこぶる透明度がよい。見通しバッチリで気分いい。

網代・華の根方面


フタイロハナゴイyg.
子どもの頃はまだお腹側が白くないんですね。
ハナゴイカラーのきれいな紫です。
青く光るひれの縁取りが鮮やかです。

同じ個体の正面顔です。


ササスズメダイyg.
ウミシダに寄り添って単独で泳いでいました。

マツバスズメダイyg.
ササスズメダイygの近くにいました。
グループからはぐれてしまったのでしょうか?


網代・割れ岩方面


ナノハナフブキハゼ
見つけたときはひれ全開だったのですが,
近くを別の魚が通ってしまって1度穴に引っ込み,
再び出てきた後はちょっと弱気なよれよれ状態になってしまいました。


ミズタマウミウシ
ナノハナフブキハゼを撮影しているときから気になっていた,
ゆらゆら揺れる水玉模様。
近づいてみてみるとこのウミウシでした。
水深もダイコンの表示も心穏やかではいられない状態だったので,
さっさと撮影して浮上を始めました・・・という言い訳をしておきます。


ピグミーシーホース
網代アイドルの不動のセンターポジションをキープ。
発見からちょうど1年が過ぎました。
3匹とも元気に暮らしています。
同じヤギにガラスハゼやアカスジカクレエビがたくさんいるので,
なんとかコラボで撮影できないかと考えましたが,あさはかでした。
ピグミーシーホースさえなかなか思うようにポーズをとってくれません。


アケボノハゼ
ピグミーシーホースをおびやかす,網代のニューアイドル。
以前より少し警戒心が出てきたように感じます。
このまま居着いて,越冬→ペアリング→繁殖という順調な流れを望むのは,
虫がよすぎか。


アカオビハナダイyg.
割れ岩の壁にいました。
こちらの様子をうかがいながら壁の裂け目を出たり入ったりしていました。


キンギョハナダイyg.&アカオビハナダイyg.&サラサエビ
たまたま並んだ状態で撮れました。
仲良しというには,お互いのパーソナルスペースが広くて,
微妙によそよそしい感じ。


ニシキフウライウオ
単独でいました。どこか寂しげ。


網代・浅場

オビテンスモドキyg.
この風貌,一体何に擬態しているつもりなのでしょうか?
どの写真を見ても「クアッ」と口を開いているのですが,
図鑑の写真も全部口を開けてました。なぜ?


ニラミギンポyg.
ニラミギンポがやたらと目につきました。
この個体は体長3cmほどの幼魚。
体色がやたらと変化します。


メガネスズメダイyg.
網代の浅場は,スズメダイの幼魚たちの絶好の住処です。
チョロチョロ動いて撮影には全く協力的ではありませんが,
窒素抜きの時間つぶしにはぴったり。


フタスジリュウキュウスズメダイyg.(多分)
図鑑で見ると,頭と尾びれの付け根も白いのですが,
この個体は中央部分のみ白。
例えれば,夏休みに体中日焼けしてTシャツの跡だけ白い小学生?


イトヒキベラ属の1種-2 雌
体の中央の鮮やかな黄色斑が目を惹きます。
大枚をはたいて買った「日本のベラ大図鑑」が役に立ちました。
まだ和名がついていないようです。


イトヒキベラ 婚姻色
人間達の黄昏時は,ベラたちの繁殖行動ゴールデンタイム。
イトヒキベラの体がぎらぎら光るメタリックブルーに変わってきます。
まだ,時間帯が早かったのか,完全変態には至りませんでした。


フシウデサンゴモエビ
枝サンゴの裏側に群れていました。
水深3m,ダイビング後半,おろしたてのロクハンカブリのウエットで,
肺から全ての空気を絞り出しても足りず,岩をつかんで必死に撮影しました。


坊津はやっぱり奥が深い。2日間では全然物足りません。
毎週のように潜りに行ければよいのですが・・・。
長期滞在潜り込みが必要です。





コメント

_ mie ― 2012/10/09 17:16

こんにちは
カラフルな魚たちを存分に楽しませていただきました。
イトヒキベラの婚姻色が特にありえないほど派手で、ここまでしないといけないイトヒキベラにちょっと同情、ちょっと滑稽なほどの真剣なまなざしで、どんなことにも手を抜かないってこの事よね、なんて思いました。
好きな写真はアカオビハナダイygとニラミギンポです。
やっぱりうまく表情がとらえてあって、こう撮りたいとおもいます。
気になるのはピグミーの背後の白くて長い脚!
背後からこちょこちょいたずらしてるみたいです。
見たいのはハナゴイ色々のきれいなのを是非この目で見たいです。

母の介護がいよいよ現実となりつつあり、海が遠くなること必至。
めげずに、前向きに時間をやりくりして何とかダイビングを続けたいと思っています。

_ どこせん ― 2012/10/10 20:16

mieさんへ
イトヒキベラの婚姻色は,興奮度があがるとさらにギラギラするそうです。
もう少し時間帯を遅らせると決定的な瞬間が見られそうです。
ハナダイ,ハナゴイ,チョウチョウウオ等の幼魚がよく見られました。
かわいいものをかわいく撮りたいですが,
まだ腕に余裕がなく,フレームにおさめるので精一杯といったところです。
ピグミーは他の住民達とからめたかったのですが,
なかなかうまくいきませんでした。
こちらの思うようにポージングしてくれないので難しいですね。

お母様の介護,お疲れ様です。
なんとかダイビングも続けられるといいですね。

_ moguritaoshi ― 2012/10/10 22:42

フタイロハナゴイの正面顔綺麗っすね、背景もカラフルでお見事っす。
アカオビの幼魚は初めて見ました。 まだ赤帯が無いのですね。

_ どこせん ― 2012/10/11 22:22

moguritaoshiさんへ
この時期の坊津は幼魚探しで楽しめます。
アカオビハナダイの帯はまだないですが,
もうひとつのポイントである
尾びれの先の赤ポッチはすでに鮮やかですね。

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