ギャラリー蛇足 企画展「わたしのなかのモットー展vol.2」に
水中写真を出展しています!
会期は、8月26日(火)〜9月14日(日)(火・土・日限定)です。
展示の準備を整えて、いよいよ搬入に出発というときになって
突如現れた台風12号「レンレン」。
発生から8時間後に九州上陸という
前代未聞のいきなり台風がもたらした大雨の影響で、
鹿児島県内(特に南部)の道路が至るところで通行止めになりました。
「果たしてギャラリーに辿り着けるのか?」と心配になり、
鹿児島県内各地の道路管理事務所に電話をかけまくって
道路状況をリサーチしました。
そうこうしているうちに、次第に規制が緩和され、
なんとか無事搬入を終えることができました。
せっかく鹿児島までやってきたのに、
そのままトンボ帰りするのはもったいない
ということで、
坊津で潜ってきました。
海は表面的には落ち着いていましたが、
潜ってみると、案の定ニゴニゴで、
生き物探しや撮影には、かなりつらいコンディションでした。
しかも水深25m以深は水温21度!の冷たい潮が入っていて
5mmのウェットスーツでは耐え難く、テンション下がりまくりでした。
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オオモンハタ
砂地でのんびり泳いでいました。
こちらに気づくと、興味ありげに近くに寄ってきました。
通常最大で体長40cmと図鑑には書いてありましたが、
はるかに大きく、50cmくらいの大物でした。
ムナテンベラ(幼魚)
濃淡ブルーのストライプ模様も
口元がツンと上を向いたところも
腹びれ、背びれ、臀びれ、尾びれ全部にアクセントも入って
完璧なおしゃれさん。
クロヘリイトヒキベラ(若魚)
う〜ん・・・
はっきりとはしないのですが、
多分クロヘリイトヒキベラなのではないかと・・・
ホソテンス(幼魚)
砂地をひらひらと身をくねらせながら泳いでいます。
海藻の切れ端や沈んだ枯葉などに擬態しているつもりでしょうが、
明らかに意図のある泳ぎ方なのですぐわかります。
ホシテンス(幼魚)
体があっちこっちむいてても
眼だけはしっかりとこっちに向けて警戒しています。
ヒレナガネジリンボウ
ダイバー慣れ&カメラ慣れしていないので、
ストロボに驚いてすぐに引っ込みます。
コガネスズメダイ(幼魚)
大きな親はたくさんいるのに、
幼魚はちらほらとしかいません。
不思議です。
クマノミ(幼魚)
模様がくっきりはっきりしてて見栄えがします。
ハタタテハゼ
巣穴が定まっていないのか、
ふらふらと逃げ回ります。
アジアコショウダイ(幼魚)
成魚はほとんど見かけません。
大きくなったらどこに行ってしまうのでしょうか?
タキゲンロクダイ
中央の黒帯に切れ込みが入ってV字になっているのがタキゲンロクダイ。
なってないのがゲンロクダイ。
モンツキベラ(幼魚)
通称ピグミー、標準和名コダマタツを探しましたが、
不発でしたので、代わりと言っては失礼ですが、
イソバナのピンク背景で撮影しました。
キミシグレカクレエビ
奥様が見つけた極小5mmの赤ちゃんエビです。
ムチカラマツも直径2mm、長さ15cmくらいの赤ちゃんサンゴです。
クビアカハゼ
綺麗なコシジロテッポウエビと共生していましたが、
エビは穴に帰って行ったきり姿を見せてくれませんでした。
ケサガケベラ(幼魚)
岩場の窪みに身を隠していたところ
奥様に見つかってしまいました。
ライトの光を嫌がって逃げ回ります。
うらめしそうな目つきでこちらを見ていますね。
ヌノサラシ
ラインも細めで少し大人に近づいた15cmくらいの個体です。
小さな幼魚の時は斑点模様で、大きくなるにつれて
太いライン→細いライン→波線→点線へと変化していくそうです。
てっきりこれくらいのサイズで成魚だと思っていました。
でも、やっぱり好きなのは正面顔です。
セホシサンカクハゼ
セスジサンカクハゼとそっくりさんです。
セホシサンカクハゼ・・・背びれ前方に黒色垂線、後方に黒色斑、尾びれ基底に黒色三角斑
セスジサンカクハゼ・・・背びれ前方に黒色垂線のみ、尾びれ基底に黒色円形斑
ほぼ双子と言ってもいいくらい区別しづらい!