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Jan 17, 2018

軒を貸して母屋をとられる@アニラオ/ヴィスタマール

大沢さんと話していて,
モエギハゼspが見られるポイントがあるということがわかり,
ぜひにとリクエストしました。
そのポイントはリゾートを出て右側,マトポイントと港の間にある
ヴィスタマール(Vistamar)というところです。
水深40mのところから垂直の壁が30mくらいそびえ立っていて,
モエギのあとも壁沿いをゆっくり上がってきながら
ベニハゼなんかも狙えそうです。
いかにもおもしろそうで,わくわくします。

朝になってうちのボートがモエギハゼsp狙いだということを
別のボートのグループが聞きつけたようで,
急遽「うちも便乗させてもらおう」
ということになったらしく,
総勢10人のカメラ派ダイバーが,
同じポイントに同じ被写体目的で同時に潜ることになりました。

この時点でいやーな予感がしていたのですが,
当然その予想は的中することになるのです。

エントリー後,しばらく様子を見ておこうと思い,
他のダイバーよりも少し水深を上げた状態で俯瞰していました。

すぐにロナルドがモエギハゼspを見つけたらしく,
近くのダイバーに教えてあげますが,
呼ばれた人以外もそれに気づいて一斉に群がります。
たちまち目の細かい砂泥が巻き上がり,
一面がもわもわーっとしてきます。

みなさん我先にとバタバタしながらグイグイ寄っていくもんで,
あっという間にモエギは引っ込んでしまい,
ほんの1,2分で撮影タイム終了です。
そして後には煙幕が残されます。

何カ所か群れてる場所があったようですが,
ロナルドが指し示すたびに
わーっと群がってー,引っ込めてー,もわもわーの繰り返しです。

ロナルドは「待って」のサインを出したり,時には力づくで引き離したりと,
一生懸命ダイバーを振り分けようと奮闘しますが,
誰も言うことをきく気配がありません。
特に「便乗組」の方々は,遠慮するどころか
私たちをさておいての傍若無人状態です。
便乗を通り越して完全に乗っ取りです。

そして,ひととおり全部の群れを引っ込めてしまうと,
ようやく気が済んだのか,あきらめたのか,
唯一ダイコンの警告にだけは従順なのか,
みなさん浮上していきました。

その間約15分。
少し浅い水深を保っていたとはいえ,
私自身のダイコンの表示もあまりよろしくない状態になっていましたが,
せっかくリクエストしてて,一目も見られないのもしゃくだと思い,
嵐の過ぎ去った水底に目を凝らしました。

これか!

モエギハゼsp

ちびっこだ。かわいいけどまだきれいじゃない。


これは背びれが開いてない。


成魚とチビのペア。でもやっぱり開いてない。


開いた!けどピンが甘い。

この時のモエギの撮影時間はわずか1分間。
とても満足のいく写真は撮れませんでしたが
さすがに「これ以上この水深にいると,
あとあとのダイビングにひびいてくるぞー」
とダイコンが警告してくるので,
泣く泣くその場をあとにしました。

速度に気をつけて,ゆっくりゆっくりと浮上。
見るからにおもしろそうな壁も完全スルー。
覗き込みたい穴を横目で見ながら
カメラを一切構えることなく,
安全な水深までただただ浮上するのみ。
思い描いていたダイビングとはほど遠いものとなってしまいました。

軒を貸して母屋を取られる。
してやられたそんな気分です。

便乗させてもらうって,おこぼれに与るってことじゃないですかね?
大人なら常識だと思うのですが,
あまりにもモエギに興奮して我を忘れたのでしょうか?
それともはなから潜ってしまえば早い者勝ちの
突撃体勢のつもりだったのでしょうか?
イケイケどんどんのダイビングでどれだけ得られるものがあるのでしょうか?
お見受けしたところかなりのベテランダイバー風だったのですが,
それは私の見当違いだったようです。

ま,いいケロ。
また次回,今度はこっそりリクエストして
ゆっくり撮らせてもらいましょう。
次の日ケロリ。です。

 

Jan 9, 2018

フラッシャー・ハント@アニラオ/ダイブ・ソラナ

アニラオにきとっちゃけんフラッシャーば撮らな帰れんめーもん。
(訳:アニラオに来たならばフラッシャーを撮らずして日本へ帰れません。)

ゲストが私たちだけならば,
滞在中2,3度はチャレンジしたいところですが,
他にもゲストがいらっしゃる手前そういうわけにもいきません。
1回きりのチャンスですので他には一切目もくれず,
ベラポイントにほったらかしにしてもらいます。

ルソンイトヒキベラ

オス同士が高速でスクランブルしながら鰭を広げて競り合います。
まるで刃でつば迫り合いをしているかのようです。
残念ながら決定的瞬間は撮れません。

ラインスポットフラッシャーラス

後ろのニセネッタイスズメダイ?と比べてみても
意外とサイズが小柄なのがわかります。

鰭を閉じているときはこんな感じ

モヒカンヘアーが雨に濡れてへたれた感じ

何十枚も撮って1枚いけるかどうか。

ピンクフラッシャー

体が黄色くなってやる気満々です。

果たして60mmだったら今よりも撮れるのだろうか?

 

Jan 7, 2018

砂地を彷徨う小さきもの@アニラオ/ロナルド・ガーデン

奥様が自分で見つけた被写体を撮っていると,
ロナルドがこっちに来いと呼んでいる。
奥様はこれ撮ってるんだけどって渋るけど,
ロナルドはいーやこっちに来いという。
はいはい,そんなに言うなら行きますよ・・・

オキナワハゼーーー!!!

グッジョブ,ロナルド!
体長約1cmですよ。

ん?カメラ目線?

カメラに向って凄いスピードでグイグイ寄ってきます。

こっちが後ずさりしながら撮るのでたいへん。

体むき出しのままじゃ身が危ういんで,
隠れられそうなところに向っていくぞってなもんで,
カメラの下に潜り込もうとしているらしい。

ふー,ひとまずここで休憩

そういえば,1枚目の写真で分かりましたが,
尾鰭が上半分食いちぎられています。
弱肉強食の世界。
オキナワハゼも身を守るのに必死なのですね。

 

Jan 5, 2018

ウミエラに宿るものたち@アニラオ/ロナルド・ガーデン

ロナルド・ガーデンの砂地ににょっきりのびてるウミエラに
エビ・カニの仲間がついていました。

エボシカクレエビの仲間?

カニダマシの仲間

ホストはトゲウミエラでしょうか。
元気なくしぼみかけです。
身を隠したいけど隠せる場所がなくて体がむき出しです。
何とはなしに所在無さげで困っている感じ。

 

Jan 4, 2018

アニラオ通いは贅沢の始まり@アニラオ/ロナルド・ガーデン&マト

以前はシークレット・ガーデンで,
激流に耐えながら撮ったりしてましたが,
ロナルド・ガーデンやマトポイントで
ゆっくり撮影できる被写体を紹介してもらいました。

リボンリーフゴビー成魚

サイズは25〜30mmくらい。
胸びれから後ろの体側にはラインがなく,
うろこがくっきりとしています。
第1背びれが立派に伸長しています。

リボンリーフゴビー幼魚

サイズは15mmくらい。
胸びれより後ろの体にも白ラインがあります。
背びれがわずかに伸長しています。

リボンリーフゴビー極チビ

サイズは5mmくらい。
白ラインがくっきりとした黒で縁取りされています。
胸びれと背びれにも縁取るようにして白ラインが入っています。
背びれの伸長はまだ始まっていません。

今回のアニラオですっかりちびっこにはまってしまって
成魚はさておきってなことになってしまいました。
アニラオ通いは贅沢の始まり。

 

Jan 3, 2018

逆砂かぶり@アニラオ/シークレット・ベイ

シークレット・ベイには,いつもにも増して
たくさんのボートとダイバーが集結していました。
そのお目当てはこちら。

ヘアリーフロッグフィッシュyg

連日ダイバーたちが入れ替わり立ち替わり
順番待ち状態で撮影大会です。
いつもほとんど場所を移動せずにいてくれるので,
ガイドにはありがたい存在です。

なのに感謝されるどころか,
撮影が終わったダイバーから,
去り際に後ろ足ならぬ後ろフィンで砂をかけられ,
いっつも砂まみれ。
きれいにしてあげたい衝動にかられます。


砂かぶりと言えば,相撲で土俵周りの特別席のことですが,
観客が砂かぶりするのではなく,
主役の方が砂かぶっちゃうという
迷惑この上ない有様なのでした。

 

Jan 2, 2018

GReeeeN@アニラオ/シークレット・ベイ

シークレット・ベイでの浅場の被写体

トガリモエビ

白いサンゴをうまくバックにもってきたかったけど中途半端。

アオサハギ

隠れているつもり?

カミソリウオのペア

寄り添ってふわりふわりと漂っていました。

 

Jan 1, 2018

捨てる神あれば拾う神あり@アニラオ/シークレット・ベイ

アニラオでの定番チャレンジメニューは
フトモイハナダイのオスのギンギラ婚姻色。
当然今回もはずせません。
1本目からリクエストです。

大沢さんいわく,
ハナダイ系のリクエストは日本人以外ではほとんどないとのこと。
そんなこともあって,シークレット・ベイで潜る人たちの通常の最大水深は,
せいぜい-25mどまりなんだそうです。
しかしながら,フトモイって見られるところはそうそうないわけですから
どこせんとしてはこれをスルーするわけにはいかないのです。

多少濁りのある中層をしばし泳いだ後
徐々に深度を下げていき,暗い岩場へ到着です。
ほどなくオスの姿を確認し,ゆっくりと間合いを詰めていきます。
ここからが勝負!と気合いを入れなおした時,
カン!カン!と激しくタンクを鳴らす音が聞こえました。
ロナルドが慌ててトラブル&浮上のサインを出してます。
どうもゲストグループ内に異変があったようです。
突然のゲームオーバーに少々戸惑いましたが,
安全な水深まで浮上して,しばらくとどまります。

やがてトラブルは無事解消したのですが,
再び水深を下げるわけにはいきませんから,
気を取り直して浅場の被写体探しに切り替えます。

フィコカリス・シムランス

なんと,初めて自分で見つけました。
心でガッツポーズしました。
捨てる神あれば拾う神あり。

奥様を呼ぼうと一瞬目を離した隙に見失いました。
それっきり二度と探し出せませんでした。
やはり実力ではなかったと確信しました。

追加掲載
毛むくじゃらつながりで
オランウータンクラブの極チビ

シムランスクラスのミニサイズです。
こちらは逃げませんから見失いません。

 

Dec 30, 2017

海外ツアー2017@アニラオ

今年を締めくくる恒例の年末海外ツアーは,
2年連続6度目となるフィリピン・アニラオです。
滞在先は今回で3度目となるVilla Magdalenaです。

3年前にオープンしたVilla Magdalenaは,
大沢さんご夫妻の指揮のもと,着々と拡張と整備が進められていました。
部屋にはカメラのメンテナンスに最適な大きなテーブルが据えられていたり,
多数のコンセントや手元を照らす電気スタンドなど
行き届いた心遣いがとてもありがたいです。
また,リゾート内に彩りを与える様々な種類の植栽が整えられていて,
ダイビングの合間にはそれらを眺めながらくつろぐのもまた楽しいものです。



スタッフ自作のルームキーホルダー

とても上手だったのでお話を聞いてみると,
リゾートで勤める前はネイルアートをやってたんだとか。
納得の腕前です。綴りが微妙に違っているのはご愛嬌。

昨年はまさかの台風直撃で予定が大きく狂ってしまいましたが,
今回は穏やかな天気と海況に恵まれて,
潜れなくなるような心配はありませんでした。
マクロ天国での5日間のダイビングの始まりです。

 

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