青海島201003272010/03/28 08:40

ウミウシがいっぱいとの情報をうけ,
久しぶりに山口県青海島に行ってきました。
今回もかりゆしさんにお世話になりました。

オーナーの大山さんは,
「今季初のダンゴウオを見つけます!」と気合い全開。
この時期,生まれたばかりのダンゴウオは,
サイズは2〜3ミリという極小サイズ。
しかも体色が環境に同化しているので,
見つけるのは至難の業です。
しかも寒い。気温も水温も12〜3℃くらい。
この中でのダンゴウオ探しはまさにどこんじょう。
「この時期のダンゴウオ見つけられたら,
小さいウミウシなんかすぐ見つけられるようになります。」
と,大山さん。

私たちがウミウシ探しに熱中している間,
大山さんはひたすらダンゴウオ捜索。
「やっぱりそこまでせんと見つからんのか!?」
というくらい,狭い範囲を丹念に探しています。

捜索すること約1時間。
すでに私たちがエキジットした後,
ついに初ダンゴウオを確認したそうです。

そこで急遽昼食抜きで2本目出発し,
ダンゴウオ発見現場に急行。

居ました!!
青海島今季初ダンゴウオにあやかって,
どこせん初ダンゴウオGET!!

ダンゴウオ

この個体は3ミリくらい?
生まれて2週間くらいまでは,
「天使の輪」と呼ばれる白い輪っか模様が頭に浮き出ているそうです。

そしてほどなくして2匹目発見!(もちろん大山さん。good job!!)


こちらは2ミリ?
断然1匹目よりも小さい。
大山さんスゴイ!!

ミノウミウシの仲間も結構見つけられて,
初ダンゴにあやかって,
大満足のダイビングでした。


なんと帰りにダンゴウオのマスコットまでいただきました。
かわいい。
お世話になりました。
ありがとうございました。

Navigobius dewa2010/01/11 11:10

昨年末に,「新属」の魚の学名が決まりました。 
その名は「Navigobius dewa」。 
鹿児島の水中写真家の出羽慎一さんの名前が用いられたものです。 
「新種」はまあよくある話ですが, 
「新属」は世界的にもきわめて珍しいとのこと。 

こちらで南日本新聞の記事が出ています。
 
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=21365 

断然きれいな生態写真は出羽さんのサイトでご覧いただけます。 
http://www.umiannai.com/ 

ぜひ実物をこの目で見たいものですが, 
最も浅場にいたとしても水深45m。 
普段は水深50〜60mよりも深いところにいるそうですから, 
ちょっとやそっとじゃ見られません。 
ましてや撮影なんて,そう簡単にはありえないでしょう。 
鹿児島の海の奥深さに改めて感心します。


ダイビングツアー2009 in CEBU その42010/01/07 22:25

マクタン島のダイビングでは,
予想以上に数多くのウミウシに出会いました。
それだけウミウシの餌となる海藻類も豊富だということなのでしょう。

マリゴンドンケーブでのダイビングの終盤,
ガイドのtomoさんがなにやら不思議なものを持ってきてくれました。

バロニアウミウシ?

なんと,バロニアの中を住処としているウミウシです。
減圧停止中でロープにつかまっている状態だったので,
仕方なくコンデジで撮影した写真です。
画像の中央付近にかすかにウミウシの形が見えます。

バロニアウミウシ?の卵

こちらの写真には下の方に渦巻き状の卵が見えます。

証拠写真?程度にしか残せませんでしたが,
珍しいものを見せていただきました。