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Aug 14, 2018

誕生前夜@柏島

求愛・産卵シーンに負けず劣らず旬なネタ。
孵化が近い卵の写真もいくつか撮れました。

カミソリウオの抱卵

カモハラギンポ育卵中

ニシキフウライウオの抱卵

トラフコウイカの卵

卵の中でけっこう動いていて,
もうハッチアウト間近という感じでした。

まー当然のことながら,
ハッチアウトシーンを引き寄せるような運は持ち合わせておりません。

 

Aug 13, 2018

出会いは突然に@熊本

柏島ログ小休止。

熊本県立美術館分館で開催されていた
中村征夫さんの写真展「海への旅」へ行ってきました。

お盆の帰省シーズンと重なって,
高速道路はなかなかの渋滞。
お昼近くになってようやく熊本市内に到着しました。

会場に行く前に昼食をと考えて,
ふと目についたうどん屋さんに入りました。
ゴボウ天ぶっかけをたのんで食べていると,
後から入ってきたお客さんも同じのを注文した様子。
「ゴボウ天ぶっかけ,人気やなー」と思いながら,
注文主の顔をちら見してから視線を戻し,
自分のうどんをすすろうとしたその瞬間,
頭の中の回路がギュンギュンいいました。
「ん?んんん?!」
二度見しました。見事な二度見しました。
「征夫さん!,うしろ,うしろ,征夫さん!」
どこせん奥様にうろたえながら伝えるも,
奥様も要領を得ません。
そして奥様も二度見しました。お手本のような二度見しました。
そんな私たちの挙動不審な振る舞いに気づいた征夫さんは,
にこやかに会釈されました。

どこせん「写真展に来ました。」
征夫さん「もう帰り?」
どこせん「いいえ,今からです。」
ほんの短い会話でしたが,感動ものでした。

日本を代表する写真家に,
まさか,まさかうどん屋で遭遇するとは!
しかも隣の席で同じうどんをすするとは!

とりあえずその場はお別れし,
お先に会場へ向いました。
やや遅れて征夫さんも会場に戻られ,
会場を訪れた方々と談笑したり,
写真集にサインをしたり,
ファンの方と一緒に写真を撮ったりと
とっても気さくに過ごされていました。

たくさんのお客さんが集まった中,
いよいよトークショーが始まり,
楽しいお話にすっかり釘付けになりました。

征夫さんがダイビングと水中写真を始めたきっかけ,
母なる海と呼ばれる所以,
サンゴと私たちの暮らしとの関わり,
通称イクオネ(クリオネの仲間)発見時の話,
イクオネ命名の裏話,
しんかい6500に乗船した体験談
などなど
深い話,愉快な話が満載で,
あっという間の1時間でした。

トークショーの後に一緒に写真も撮らせていただきました。

発光生物を撮影するときに使ったというブラックライトについて,
奥様が「水中用のブラックライトってどうやったら手に入るのですか?」
とお訊ねすると
「カインズでブラックライトを買ってきて,
自分でつくったハウジングに入れて使いました。」
とのこと。

征夫さんもDIYバリバリやー!!ってまたまた感動しました。
どっかのメーカーの提供なんかじゃないところがすごい。

会場で販売していた2冊の写真集と
前から持ってた「海中2万7000時間の旅」も家から持参して
サインをいただきました。

よかったー。
写真展よかったー。
征夫さんに会えてよかったー。
サインもらえてよかったー。
一緒に写真写ってもらえてよかったー。

73歳現役プロダイバーのエネルギッシュな姿に
パワーをいっぱいいただきました。

いつかまたお会いできますように。

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Aug 12, 2018

夕暮れ時のラブシーン@柏島

魚たちの産卵シーンが狙えるということで
3本目の時間帯を繰り下げ,サンセットダイブへ向いました。

潜降してすぐにヒメテグリの求愛シーンに遭遇。

ヒメテグリの求愛


オスの必死の形相が笑えます。
それに比べてメスの素っ気ないこと。

やがて,キンギョハナダイの狂喜乱舞の産卵ラッシュが始まります。

キンギョハナダイのオス

普段の姿からは想像もつかなかった婚姻色に驚きました。

魅力的なオスの周りには複数のメスたちが群がります。

産卵は一瞬の出来事です。

惜しくもピンぼけ。

キンギョハナダイ祭りのお隣では
これまた艶やかな婚姻色を浮き上がらせて,
レンテンヤッコが求愛しています。


メスのお腹をつついて産卵を促すオスの後ろには
卵を狙うメジナたちがうろうろしています。

産卵直後

メスの尾鰭の横に卵らしきものが写っています。

最後はミヤケテグリの産卵
オスが求愛のディスプレイをしながらメスの後を追います。

気のあったペアは体を寄せ合いながら
グルグルと円を描くような行動をとります。

そして,産卵に向けて浮上開始。


オスがメスの体を支えるように下から胸びれを差し入れ,
ゆっくりと浮き上がっていきます。

どのタイミングで産卵するのか分からず,
うまくシャッターが切れない。

これか?産卵したのか?

直後にすぐさま行方をくらましてしまいました。

あまりにエキサイトしすぎて,こちらもエア切れ寸前。
大興奮のサンセットダイブ。

ダイビングあとの夕焼けが,やけに綺麗に見えました。

 

Aug 11, 2018

Summer Tour 2018 @柏島

2年ぶりに柏島へダイビングツアーに出かけました。
お世話になったサービスはおなじみの「SEAZOO」さん。
今年6月から店舗兼ゲストハウスがNEWオープンしており,
どんなお店が出来上がったのか,楽しみいっぱいでした。

できたてほやほやの新店舗は,
ダイバーが快適に過ごすための知恵と工夫が満載でした。
さらにおしゃれなアイテムが至る所にちりばめられ,
とっても素敵な空間に仕上がっていました。
目黒ご夫妻さすがです。
おかげさまで気持ちよく過ごすことが出来ました。

昨年の奄美ツアーで台風直撃の憂き目に遭ったことから,
出発直前に発生した台風13号の動向から目が離せませんでしたが,
2年連続で苦しめられることは免れました。
それどころか透明度も上がってきて言うことなし。
昨年の分をも取り返すチャンス到来です。

見通しのよい砂地に降り立ってみると,
夏本番らしくハゼたちが元気いっぱいです。

ヒレナガネジリンボウのペア & ヤシャハゼのペア & ハナハゼ

本当はハナハゼも2匹いたのですが,惜しくも欠員です。
105ミリレンズの画角にそろって収めるのに四苦八苦しました。

さすが柏島の海と感心し,
けいこさんに
「柏島ならではですか?」
と訊ねましたら,
「柏島でもそうそうありません。」
とのこと。

透明度のよさと潮のタイミングとハゼたちの元気と
その他もろもろの幸運に助けられました。

合成疑惑も浮上しているようですが,
正真正銘リアルです。

幸先いいスタートを切ることが出来ました。

こちらはハナハゼ抜きで。

 

Jul 30, 2018

母艦沈没@坊津

ボート下に落ちてたユウレイクラゲに
数匹のハナビラウオが寄り添っていました。

ハナビラウオ

漂っているところを中性浮力を保ちながら
しかもクラゲの触手に戦々恐々としながらの撮影は大変。
このクラゲは瀕死の状態だったのか,
海底にすっ転がってたので,
撮影自体は楽チンだったけど,
やっぱりいまいち映えませんな。

涼しげな感じがするのがせめてもの救い。

 

Jul 19, 2018

昔撮ってたやつやん@坊津

浅場で見つけたスズメダイの幼魚。
なかなか名前を特定できず,
図鑑とにらめっこ。
2日たってようやく解明しました。

オキナワスズメダイyg

調べてみると,昨年奄美大島で撮影してました。
以前のログ

自分で撮ってて,自分で調べてて,自分でブログ載っけてて,
忘れてます。
しかも,昔というほど昔でない。

どこせんあるある。

 

Jul 17, 2018

中潮の坊津は・・・@坊津

坊津あるある。
中潮の坊津は大潮以上に激流。

潜ってみたはいいものの,
身の置き所にひと苦労。
ろくろくシャッターを切ることもできず,
行きの10倍の時間をかけて浅場へ逆戻り。
重量級のカメラセットは本来の役目を果たせないまま
修行のための重荷へと早変わり。
そんな状況に思わず笑いがこみ上げてくるものの,
着実にペースアップしながら反時計回りに針を戻す残圧計が
「笑っている場合か」とすかさずつっこみを入れる。
気まぐれで複雑な潮流に翻弄されるのもまた,
自然遊びの醍醐味ですなあ。

とは言え,ほんとに修行に来たわけではないので,
敢えて激流に身を投じるのはやめて,
次のダイビングは穏やかな砂地へと参りましょう。

ヒレナガネジリンボウyg

体長3cmほどのまだまだちびっこです。
私たちの存在が気になりながらも
流れ来る餌の誘惑には抗いきれず,
懸命にホバリングしています。

ああ激流で乱された心が優しく癒される。

 

Jun 21, 2018

ごめんねムツゴロウ@有明海

車でほんの1時間半,
ご近所さんと言える距離にありながら,
これまで目をかけることがありませんでした。
有明海の不動のビッグスターをないがしろにしてしまい,
ごめんなさい。

ムツゴロウ


潮が引いて随分時間が経ったあとだったので,
もう疲れきってしまっていたのか,
ジャンプしてアピールする姿はあまり見られませんでした。
たとえジャンプしててもカメラに収められたとは思えませんが・・・。

その代わり,
オス同士激しくバトルする姿は頻繁に見られました。


ムツゴロウの正面顔って新幹線のN700系っぽいと思う
のは私だけ・・・?

 

May 28, 2018

魅惑の鬼紅@錦江湾

黄金色に輝く妖艶な姿を思い描きながら,
するするすると吸い込まれていくように
錦江湾の深みに落ちてゆく。

いつもながら水面付近は濁りが強い。
深度を下げるにつれてわずかながら透明度が上がっていくが,
それを打ち消すようにみるみる薄暗くなっていき,
まわりの色も急激に失われていく。
太陽の光が浅場の濁りによって遮られるためだ。

まるで霧に包まれたようにぼんやりとしか見えなかった影が
やがてごつごつとした荒々しいその実体を露わにする。
目的の岩場は優しさが微塵も感じられない姿形をしているのに
辿り着くと妙に安心感を覚えるから不思議だ。
岩場の横っ腹あたりのなおさら光の届きにくい窪みにそっと近づいて目を凝らす。

いた。
くりっとした大きな瞳と目が合う。
驚かさないようにごくごく薄く人工の光を当てると
秘されていた輝きが解き放たれる。

オニベニハゼ


アオギハゼと近縁種であることが研究によって明らかになっているらしい。
ホバリングする様子を見ると,なるほどと納得してしまう。


お腹が大きい個体。
もうじき産卵が近いのだろう。

薄闇の鬼紅に魅了されて止まない。

 

May 26, 2018

アメちゃんよ〜@錦江湾

早朝に福岡を出発し、
途中休憩も最小限にとどめて
九州自動車道をひたすら南下。
レンタルタンクを積み込んで
フェリーで桜島に渡り
エントリーポイントに到着する頃には
もうすでにお昼近くになっています。

いつも先客が数名。
全て釣り目的の方々です。
トラブルを避けるために
何はさておき先ずはご挨拶。

「すみません、私たちダイビングなんですけど、
こっからこう行ってあの辺潜りますんで、お邪魔しますね。」

幸い今のところもめたことはありません。

車を停めたすぐそばの兄弟らしき少年たちにも同様にご挨拶。

小さい方の男の子がお兄さんにこっそり尋ねます。

「ダイビングって何?」
「海の中に潜るって。」

すでに釣りにも飽きていたのか
男の子は興味津々な様子でこちらの動きをうかがってます。

1本目のダイビングを終えて上がってきた私たちに
すっ飛んで寄ってくると矢継ぎ早に質問の嵐。

「ウミウシはいましたか?」
「(え?いきなりウミウシ?)いや見なかったね。」
「カニはいましたか?」
「カニはいっぱいいるよ。」
「カメはいましたか?」
「カメいなかったねー。」
「魚は何がいますか?」
「カンパチとかハゼとかいっぱいいるよ。」

器材を片付けている最中もひっきりなしに話しかけてきます。
いつもだったら「せからしーなー」って思って邪険にするところだけど、
丁寧な言葉遣いで熱心に聞いてくるもんだから、
ついつい相手にしてしまいました。

急に質問が変わります。
「クジラって何を食べてるか知ってますか?」
「知ってるの?」
「オキアミをバーンって食べてここから水だけ出します。(ジェスチャー付き)」
「よく知ってるね。」
「テレビで見ました。」
「イルカはどこから息するか知ってますか?」
「知ってるの?」
「このへんの背中のところで息します。(ジェスチャー付き)」
「詳しいね。海の生き物のこといっぱい勉強してるね。」
「(照れながら)・・・でも漢字は苦手です。」
それは聞いてないから言わなくていいよ。

今度はこちらから質問
「何が釣れた?」
「アメです。アメが釣れたらタカ(多分トンビのこと)にこうやって投げます。」
トンビにお裾分けしてるらしい。
「アメって何かな?イシモチのこと?」
「アメちゃんよ〜。」
「???」

結局わからなかったので
家に帰って調べてみると
クロサギのことでした。
鹿児島では「アメイオ」と呼ばれてて、食卓でもお馴染みらしい。
味がほんのり甘いらしい。
あゝそれでアメ。
錦江湾バイブル「桜島の海へ」でも紹介されてました。

かわいい少年のおかげで
いつもより2割増しくらい楽しいダイビングになりました。

でもね,少年君
写真とってるとアメちゃんはいつも横入りして
邪魔ばっかりすんだよ。


次はアメちゃんメインで撮ってみるか。

 

May 24, 2018

ベイビーイーター@錦江湾

クマノミとイソギンチャクの共生関係は、
ダイバーでなくても多くの方がご存知だと思います。

逆にクマノミ以外の魚たちは
刺胞毒をもつイソギンチャクのことを警戒し、
自分から積極的に近づくことはほぼほぼないと思うのですが、
こいつらはまるで違います。

キンホシイソハゼ

イソギンチャクの脅威なんかまるで頓着しない様子で、
触手の付け根辺りを自由奔放に動き回っています。

一歩間違えば、命取りになることは百も承知だと思うのですが、
彼らがそんな危険を顧みないのは何故でしょう?

実は彼らはベイビーイーターなのです。
マダラギンポやクマノミなどの
生まれたばかりの仔魚を狙って貪り食うのです。

この時はまだクマノミの産卵は行われていなかったのですが、
そろそろ好物にあやかれるシーズンだなと
待ちきれずにスタンバっていたのでしょうか。

赤ん坊喰い。
海の中ではそれが日常ありふれたことだとはわかっていても
あらためて言葉にするとおぞましい。

 

May 23, 2018

ハートのハリネズミ@錦江湾

私たちが潜る場所は,
岩礁と砂泥メインの割と地味な環境です。
火山岩,火山礫,火山灰の影響からか,
全体的に黒っぽい色合いです。

それでもところどころ岩肌に張り付くように
カラフルな生き物たちが定着していて,
私たちの目を楽しませてくれます。

マメスナギンチャクの仲間

あれあれ左下,ハートの顔したハリネズミが隠れてましたね。
なんちて。

 

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